2009年10月29日木曜日

急きょパナマへ2009.10.27

来週は、パナマの独立記念日があり、大型連休になります。

そのため、隊員2人と一緒にコスタリカに旅行する予定です。

旅行するのに大事な物がないことに気づきました。

パスポートです。

そこで急きょ、事務所に預けてあるパスポートを取りに行くことにしました。

行ったついでに、先日の日本文化紹介の精算と報告書の提出もしてきました。

日帰りでしたが、行きと帰りのバスがクーラーが効きすぎていて、風邪をひきそうになってしまいました。

今日は、「生徒の日」。

生徒が先生になり、先生が生徒になって授業を行う日でした。

去年、ノルマルの制服を借りて、授業に出たことがなつかしく感じられます。

2009年10月27日火曜日

第2回算数オリンピック2009.10.26

今日から4学期の開始です。
朝会には、教育実習を終えた高校3年生の顔が見られました。
いつものように、朝の7時に旗手を含めた6人の生徒たちが、正面の校長先生に向かって進んでいきます。

朝会が、めずらしく時間通りに終わりました。
今日は、「算数オリンピアーダ」があります。
数学主任のホセ先生は大忙し。
算数科12人の先生のうち、今日のイベントに協力していたのは、ホセを除いて3人です。
去年は10人も協力していたのに・・・。

午前9時テスト開始。
監督者が少ないので、図書室で全員が受けました。
一つの机に4,5,6年生が1人ずつ座る3人がけ方式。
カンニングは?
ん~ん!後半はおしゃべりをする子どもたちが。
これでいいの?パナマはいいようです。

これと同時に、私は先生方にテストをしました。
小学校6年生の内容の30問のテストです。
時間は40分。
おしゃべりは? ん~ん!
したら私が近づき、「なにしてるの?おしゃべりをしていけないっていわなければならない先生が!」と。

19人の先生方がテストを受けてくれました。
平均点は42点。
この結果をどう受けとめ、どう生かしていくかを考えなければなりません。

10時過ぎ、おやつを食べて解散。
こうして4学期の初日が終わりました。




2009年10月26日月曜日

Kさんと釣り2009.10.25

朝7時発のバスに乗り、1時間かけてプエルト・ムチスにやってきました。
今日は釣り好きのKさんと一緒に午前中、釣りをする予定になっていました。
本当は午後から夕方にかけてが一番釣れるのですが、毎日のように午後は雨が降るので午前中に釣ることにしました。
(結局は午後も雨が降らず晴れ上がり、最高の天気でした。)
8時からお昼過ぎまで釣ったのは、ナマズ5匹とバルゴ(タイの仲間)2匹でした。
(手前の白い魚はKさんが釣りました。)

ちょっと遅めのお昼をいつものレストランで食べました。
注文したのは、いつものコルビーナ(スズキの一種)。

バスの出発までちょっと時間があったので、バスの真向かいのレストランでコーヒーを一杯。

そこから見える風景を一枚。

昨日、パン屋で見つけたクッキー。
人の形で整列しているようです。
パナマ人は、パンを買うときは整列せず割り込んできます。
でもこのクッキーの人は、きちんと並んでいました。







教会でティピコの練習2009.10.24

昼近くにシニアボランティアのKさんが、サンチアゴに遊びにやってきました。
今日と明日、サンチアゴを案内することになっていました。
そこで今日は、アタラジャの教会を案内しました。
この教会の中の天井に描かれている、キリストの生涯を描いた絵はみごとです。
教会内は静かに空気が動いているような感じです。
ある絵の前では、若い女性が一人で祈りを捧げていました。
しばし椅子に座り休息。

教会の裏側には、ちょっとしたステージがあります。
そこで10人ほどの若者たちが踊りの練習をしていました。
よく見ると、その中の2人はノルマルの生徒でした。
踊りの発表会のために練習をしているということでした。
この踊りは、パナマの伝統的な踊りで「ティピコ」と呼ばれています。

その踊りの練習の様子を、ビデオをご覧ください。








2009年10月24日土曜日

世界の平和を願う行進2009.10.23

朝7時半体育館集合。
今日はここノルマルの生徒たちが、各国の国旗を持ち、各国の衣装を着てサンチアゴ市内を歩くイベントがありました。
私が参加するのは、去年に続き2回目。
去年は弓道着を着て行進しました。
このイベントの目的は、世界の国々から争いがなくなることを願うことです。
でもそこは高校生。
朝早くからメイクをばっちり決めて、衣装を着て写真を撮りあっていました。

イベントが始まったのは、集合時間から1時間たった8時半ごろから。
入場行進の練習も直前に。
体育の先生がマイクを持って、「静かに!」と。
そして笛を「ピーッ」と吹いて入場開始。
開会行事は10時近くまで続きました。

この後は、町中の行進です。
約2000人が歩きますから、当然のように通行止めにして。
私は6人の女子生徒たちと一緒にゆかたを着て行進。
ふと前を見ると、何やら羽織袴に似た衣装を着た生徒が。
彼は日本の羽織袴?を作ったようでした。

横一列に並んで、ゆかたで行進していると、近くを歩いていたある女の子が、「この服は、中国の?それとも日本の?」と聞いてきました。
私が、近くを歩いていたチャイナドレスを着た生徒を指さしながら、「もちろんあっちが中国ので、こっちは日本のゆかたという服だよ。」と言うと・・・。
「どっちも同じだよ!」と。
この信じられない言葉に、パナマ人が中国人と日本人が同じだという習慣の根深さを思い知らされました。

行進が終わったのは、お昼近く。
帰りにゆかたを来て教育省に。
印刷用の紙がなくなったのでもらいたかったのです。
買うと500枚入りで5ドル(500円)。
ミニセミナーで子どもたちに練習問題をさせるために、けっこう紙を使います。
こないだは、学校の印刷室で自分でプリントを印刷していると、副校長先生が着て、「あなたが印刷してはだめだよ。ちゃんとフーリオ(印刷のために雇われている人)がいるんだから、彼にしてもらわなくては。」と注意されました。
日本では先生が自分でプリントを印刷します。
でもパナマでは自分で印刷してはいけません。
というより、学校に印刷機があるところは少ないのですが。
こんなところも日本とパナマとの違いの一つなのですね。

午後からは、サン・マルティン小学校のエディルサ先生が、教材作りに着ました。
6年生の図形の面積の授業で使う、直角三角形、正方形、二等辺三角形の提示用教材を作りました。
来月の12日(木)に、この授業をミニセミナーとして行います。
とてもやる気のある先生です。
午後5時半。
外は雨でしたが、気分良く足取りも軽く、家路につきました。















2009年10月23日金曜日

単位の換算2009.10.22

みなさんは、長さの単位はいくつ知っていますか?
ここパナマでは、たくさんの単位を学校で教えなければならないのです。
一番小さい単位が1mm(1ミリメートル)
10mm=1cm(センチメートル)
10cm=1dm(デシメートル)
10dm=1m(メートル)
10m=1dam(デカメートル)
10dam=1km(キロメートル)
日本の小学校では見かけない単位もありますね。

今日行った学校は、サン・マルチン小学校。
ノルマル校からタクシーで10分かからないくらいの所にある小学校です。
この学校は学年5クラスの大きな学校です。
ここの6年生の算数では、この単位の換算の授業を見せてもらいました。
しかも今日は面積の単位の換算です。
100mm2=1cm2
1000000cm2=1m2
といった感じの授業です。
授業は練習問題を代表の子が解いていく形で進められていきました。
こんな問題がありました。
0.08cm2= ? m2
みなさん、できますか?
答えは、0.000008m2です。
このやり方の表を黒板に貼って、それを見ながら子どもたちは単位を換算していました。

ちょっと私も問題を出してみました。

たて80cm、よこ1.2mの長方形の面積は何m2ですか?
また、何cm2かも書きなさい。

5分経過したところで答え合わせ。
19人の子ども全員が答えを見つけられませんでした。
何のために単位の換算をしているのか、目的が単位換算だけになってしまって、基本的な面積を求められないということになってしまっていたのが残念でした。

今日は、授業を見せてもらうことと、ミニセミナーで授業をしたい内容を選んでもらうのが目的です。
後半は、6年担当のエディルサ先生はじめ、回りのクラスの先生方に割り算と面積の2つの教材を見せながら説明し、どちらの教え方を学びたいか選んでもらいました。
彼女が選んだのは、面積の求め方の方でした。
さっそく、明日の午後、、彼女が私のオフィスに教材を作りに来ます。
やる気のある彼女に負けないように、私も気合いを入れて支援したいと思います。

最後の写真は、スケジュール表です。
左側は今月のものです。
忙しく充実した日々を送らせてもらっています。







2009年10月22日木曜日

浴衣を着る練習2009.10.21

期末テストは、3時間目(8時20分開始)と7時間目(11時15分開始)にありました。
だいたい1日に2教科で、1教科のときもあります。
そのため、試験期間は1週間以上にわたります。
そこまでかけなくてもいいのに・・・。
算数部屋の隣のクラスの生徒たちは、いつも静かにテスト勉強をしています。
今朝も教室をのぞいてみると、こんな感じでみんな静かに机にに向かっていました。

テスト後のお昼から、23日(金)に行う平和行進で着る浴衣の着方の練習をしました。
毎年この時期に、ノルマル校では、世界の平和を願い、各国の国旗を持ち、各国の衣装を身にまとってサンチアゴ市の大通りを全校生徒が行進します。

彼女たちは日本のゆかたを来て行進する生徒です。
算数部屋で約1時間、着付けの練習をして、一通りの着方は覚えられました。

当日は私も浴衣で歩いてみたいと思います。















算数オリンピックの練習2009.10.20

午前中、18の小学校の4,5,6年生が各2人ずつで1校6人、合計18×6で100名を超える子どもたちが、ここノルマルにやってきました。
今日は、26日(月)に行われる「算数オリンピアーダ」(算数の学力をテストをして競おうという大会)の練習会がありました。
このイベントは今年で2回目。
昨年の1回目では10校の参加校でした。
今年は、ちょっと遠くの学校もよんで、市内と地方の学力差を見るのもねらいだそうです。
この責任者が数学科主任のホセ先生です。
彼は私より若いですが、やる気があり新しいことにも前向きに取り組むノルマルの教員の中でも、目立つ存在です。
12人いる算数科教員で、今日のこの練習会に協力したのはホセを入れて3人だけ。私を入れれば4人。

後半は、学年別に分かれて練習問題を解きました。
各学校の算数が得意な子どもたちを集めただけあって、問題の解き方を説明すると飲み込みが早い子どもたちが多い感じがしました。
日本の同じ学年の子どもたちに、同じ問題を同じ時間で解いてもらって比べたら、どんな結果になるのかおもしろいかもしれません。

当日は、私が作った小学6年生用の問題を、引率した先生にテストしてみようと思っています。
その問題は、ノルマルの高校生にもテストする予定です。
そして、日本の小学6年生にも。
これを比べて分析し、隊員最後のレポートにまとめようと考えています。

夕方、雨がやんだ一瞬をみつけ、マルケル(左側)先生に髪を切ってもらいました。
帰りにはまた雨が降り出し、ハイメ(マルケルの旦那さん)に車で家まで送ってもらいました。








パソコンで割り算の学習2009.10.19

今日は、3学期の期末テスト期間2日目です。
朝から、算数部屋には自習をする生徒がやってきました。
部屋に入ってきたら、
①勉強で使うことの承諾を私に得る。
②大声で話しながらの学習はしない。
③付き添いの生徒(勉強が目的ではない子)は来ない。
④帰るときには、使った椅子を元に戻して帰る。
こんなことが最近できてきたことに喜びを感じています。
でも、パナマの習慣で、多くの生徒や先生は、使った椅子を元に戻すことがなかなかできません。

まだミニセミナーをしていないラス・バレーラス小学校に言ってきました。
今日は、先生方からの要望を聞きくためです。
この学校の4人の先生方と校長先生と私で、約1時間、校長室で話し合いをしました。
ここの校長先生は、私のセミナーの受講生です。
話は前向きにどんどん進んでいきました。
3年担当のジョセフィーナ先生と、4年担当のデリア先生、6年担当のラウル先生の3人は、「長さ」の単元の教え方を学びたいと考えています。
2年担当のグラディス先生は、かけ算の教え方を学びたいようです。

帰るにはまだ早かったので、教育実習をしている高校3年生の様子を見ました。
算数はしていませんでしたが、庭のゴミ拾いを子どもと一緒にしている生徒がいました。
聞くと、毎日グループを決めて交代でゴミ拾いをしているのだそうです。
これはパナマの学校にとって、とても大事な活動です。
いまだにノルマル校では、将来教員になりたいという生徒たちが集まっているのに、毎日たくさんのゴミが散乱しています。食べたら片付けない生徒が多いのが原因です。これをなくすための活動として、この小学校の活動はとてもすばらしい活動だと思います。

また、コンピュータ室では小学2年生がパソコンを使って割り算の学習をしていました。
ここパナマでは、小学2年生の後半から割り算の学習をするのです。
これがパナマの算数カリキュラムの大きな問題でもあります。かけ算は、小学1年生の後半から入ります。足し算や引き算が理解しきれていないうちにかけ算を、そのかけ算が理解し切れていないうちに割り算が始まりますから大変です。
だから、高校生でもかけ算や割り算がしっかりできない子が多いんです。

パソコンの最後の時間は、ゲームをしてよい時間になっていました。
今日一番の笑顔で、みんなパソコンに向かっていました。



中じかけ作り2009.10.18

昨日に続き、今朝も弓道のグループのロズメリー、アンヘルと海沿いの道(シンタコステーラ)を走りました。
最近、ちょっと左膝の調子がよくないので、無理はしないようにしています。
8kmほど走り、気持ちよく汗を流した後、14回目の弓道練習会をしました。

今日は、グループのリーダーノリエガ先生が来なくて、弓具がなかったので、「中仕掛け」作りをしました。
中仕掛けとは、矢を打つときにその矢を引っかける場所のつるに作る仕掛けのことです。(写真を見ると分かります)

4人だけの参加者でしたが、みんなそれぞれ1本ずつ作ることができました。

残りの活動期間は5か月です。
この間に教えたいことはたくさんあります。
彼らだけでも練習できるようにしてあげたいと思っています。




タボガ島で釣り2009.10.17

土曜日の今日は、シニアボランティアのKさんとSさんと3人で、1日ずっと釣りをしました。
釣りをしたのは、「タボガ島」。
ここは、パナマ運河の入り口から南に20kmほど離れた島です。
週末は往復3本の船が出ていて、1時間ほどで島に着きます。往復で11ドル(1100円)。

最初の写真は、パナマ運河に入っていく船です。

8時の船に乗り、9時から釣り始めました。
釣ったのは、船が着く桟橋の所でした。
水はけっこうきれいで、船の下に集まる魚がよく見えました。
えさのエビを付けて、釣り始めるとすぐにぴくぴくと引き始め、20秒もするとえさがなくなってしまいます。
そのくらい、小さな魚が集まってきます。
私が釣ったのは、アジとフグ、そしてこんな熱帯魚。
一番大きかったのは、ブダイでした。
が、あまりの大きさに細い私の竿は耐えられず、水面のところで逃げられてしまいました。
ルアー用の竿では50cmクラスのブダイは上がりませんね。

釣りをしていたのは、私たちぐらいでした。
この島は、パナマ人にとってはちょっとした海水浴場。
この日も多くの海水浴客でにぎわっていました。
船の上でも、若者たちが音楽をかけて踊ったり、ながら海に飛び込んだりして遊んでいました。

合計8匹。このうち3匹のアジは、この夜、刺身にして食べました。
久しぶりの刺身は、胃袋にしみました。







2009年10月19日月曜日

久しぶりのブレザー2009.10.16

今日の夜、久しぶりにJICAのブレザーを着て出かけました。
ブレザーを着るのは、パナマに来たとき以来です。
パナマの暑さに厚手のブレザー。
着てみると、駒ヶ根の訓練が終わったときやパナマに来たばかりのときを思い出します。
個の夜は、おいしい夕食をいただきながら、そんな思いが頭をよぎっていきました。

夕食会が終わり、連絡所に戻ると、O隊員の誕生会。
フルーツ・ケーキの上に乗るメッセージ入りの大きなチョコレートプレート。
27歳の誕生日は、パナマ迎える2度目の誕生日だったようです。

次の私の誕生日は、日本で迎えられます。
そんなことを思いながら、甘酸っぱいケーキをいただきました。





2009年10月16日金曜日

アタラジャ小のミニセミナー2009.10.15

アタラジャ行きのバスに乗って20分。
ぎりぎりで7時から始まる1時間目の授業に間に合いました。
今日の1時間目は、3年担当のエベリア先生の算数の授業です。
テーマは、「3けた×3けたのかけ算」です。
事前に作った筆算ボードを使い、2けた×1けたの筆算、2けた×2けたの筆算、最後に3けた×3けたの筆算の順に説明していきます。
ちょっと待て、ここですでに30分が経過。
授業は40分間です。
ていねいに説明すればするほど時間がかかります。
4色のホワイトボードマーカーを使いながら、繰り返し説明していました。
練習問題のプリントを配り終わったところで時間になってしまいました。

7時40分から始まる2時間目には、4年担当のブレイシン先生の授業です。
テーマは、「割り算」です。
15分遅れで授業が始まりました。
ちょっと待て!
授業者が教育実習生です。
どうして?と聞くと、今日は実習生の評価をするからと・・・。
そんなばかな!
先週、あれだけ授業の打ち合わせをしたのに・・・。
「17個のりんごがあります。それを1つのかごに3つずついれます。
全部で3つ入りのかごはいくつできますか?」
という問題です。
実習生にはやはりちょっと難しい。
途中から私が授業に乱入。
そして後半はブレイシン先生がほぼ授業を進めていきました。
今日の学習のねらいは、あまりのある割り算の答えを、かけ算の確かめ算で確認することです。
時間は1時間以上かかりました。
時間はオーバーしましたが、ねらいはほぼ達成できました。

授業の反省会の後、通路でこんなマフラー?をしている女の子たちがたくさんいました。
今月は、乳がんを防止する月間です。
ピンクのリボンではありませんが、それに関する意識付けのようです。






2009年10月15日木曜日

算数のノート2009.10.14

朝の1時間目から授業参観。
といっても高校生のではなく・・・
校舎の修理のためにノルマルで授業を受けている、ラ・プリマベーラ小学校の授業です。

最初は4年生の図形の面積の授業。
実習生のノルマルの高校3年生が授業していました。
正方形と長方形、そして三角形の面積の求め方を、図を書いて、公式を教えて解き方の見本を示して・・・。
次に練習問題。
そこでいつものように、近くに座っていた男の子に、長方形の面積の問題を出してみました。
横の長さが4cm、縦の長さが3cmの長方形です。
解くこと5分あまり。
結局12÷4というところまでで終了。
もう一人にも聞いてみましたが、同じようにできませんでした。
担任の先生に、三角形の面積を一緒にするのはすることが多すぎるのではと言うと、「大丈夫!」と言われてしまいました。
どこが大丈夫なのかが分かりません。
授業をした実習生に、「授業が終わったら算数部屋まで来る?いい教材があるんだけど。」と言ってみました。
しかし彼女は来ませんでした。

次に6年生の「比」の授業を見せてもらいました。
授業者は担任の先生です。
最初に例題を1問。
それから練習問題を4問。
子どもたちは、各自解いていきます。
こんな問題です。

Q;36人分のキャンプの食料が24日分準備してあります。もし新会員が入って54人になったら、食料は何日間分になりますか?

この問題はけっこう難しいですね。
どうやって解くか、どう式を立てるかが大切です。
皆さんは、写真の解き方で正しいと思いますか?
答えは16日分です。


午後からいつものように大学生がやってきました。
今日は12~16歳までの生徒の算数の教材を教えてほしいということでした。
二次方程式とピタゴラスの定理の証明の工夫したとき方の教材があったので、それを見せながら説明しました。
本当に教えられるかどうかが問題です。
また明日来るといって部屋を出て行きました。
さて、明日来るでしょうか?










ラ・ペーニャ中高等学校2009.10.13

昨日、S隊員に頼んで、彼の勤務するラ・ペーニャ校を見学させてもらうことにしました。
ここは、中学校と高校の一貫教育のような学校です。
中学の建物と高校の建物が、廊下でつながっています。
先生は別々ですが、校長先生は同じ先生です。

今日は、3学期の期末テスト前日なので、授業らしい授業はありませんでした。
そこで、いろいろと学校内を案内してもらい、観光に来た気分で見せてもらいました。
図工(技術)では、木材を削り1mの定規を作っていました。
やすりをかける生徒や目盛りを打つ生徒たち。
こういう授業は、生徒たちも生き生きとしています。

一回りしたので、通路にいた高校3年生たちに算数の質問をしてみました。
するとだんだん人が増えてきて・・・。
最後に記念写真を。

今月末の29日にサイド授業を見させてもらうことを約束して、学校にバスで戻りました。






2009年10月13日火曜日

アタラジャ小の5年生の教材作り2009.10.12

朝8時からの教材作り。
ちょっと遅れて開始。
今日は、5年生担当のマルタ先生とカルメン先生の分数の教材作りです。

最初に分数の考え方を割り算から説明。
4つのお菓子を2人に分けると4÷2。
答えの2は、1人がもらえるお菓子の数。
2つのお菓子を2人に分けると2÷2。
答えの1は、1人がもらえるお菓子の数。
1つのお菓子を2人に分けると1÷2。
一つのお菓子を2人に分けるから、1人がもらえるお菓子は「半分」。
この半分を1/2(二分の一)と呼びます。
その1/2の半分は1/4(四分の一)です。
さて、1/4+1/4はいくつでしょう?
折り紙を使って考えてみましょう。
どの大きさと同じでしょうね。
そうです1/2と同じ大きさなので、答えは1/2です。
さてどうして1/4+1/4=1/2なのか考えてみましょう。
今度はこのボトルの水で考えてみましょう。
1/4+1/4は2/4ですね。
2/4をよく見てください。
1/2と同じでしょう。
これが1時間目。

今度のミニセミナーでは、2時間目の内容を扱います。
1/4+1/2の解き方を考える内容です。
私が準備した教材と同じ物を作ってもらいました。
それから授業のリハーサル。
合計3時間。
彼女たちは今月末の28日に、この授業をミニセミナーで行います。

学校に戻り、昼食を食べてしばらくすると、午後からこの校舎で学ぶ大学生が2組、私のオフィスにやってきました。
先週も1組来たところを見ると、大学生の教育実習がそろそろ始まるのでしょう。
写真の彼女たちは2歳から7歳までの子どもに算数遊びを教えたいので、教材を教えてほしいと言うことでした。
どんなアイデアを持っているのか聞くと、ほとんどなく、私を頼ってきている感じ。
どう教えたらよいか、考えるより聞いた方が速いといった感じでしょう。
でも彼女たちはいたって真剣です。
そんな彼女たちに、いくつか提案して教材を提供しました。
座った椅子はそのまま。
ここから小さい子に教えないといけないのに・・・。









2009年10月12日月曜日

ガツン湖で魚釣り2009.10.11

朝5時出発。
弓道のグループのデリアさんの旦那さんと息子さんが、迎えに来てくれ、カナル運河の通るガツン湖に向かいました。
途中、えさの小魚を買うところで、同じグループのロズマリーとアンヘルと合流し、5人で船の待つ所まで行きました。

船に乗り、30分ほど進んだところから釣りが始まりました。
もっぱら釣れるのはこの魚。
ブラックバスのような感じの魚です。
名前は「サルヘント」(やかましいという意味)。
場所を変えながら、約5時間近く。
私は合計10匹をつり上げました。
驚くべきはこの船頭さん。
竿のない釣り針付きの糸をほおり投げ、釣るのなんのって。
私の3倍くらいは釣ったでしょう。
釣りテクニックには脱帽。

他の仲間も5匹以上は釣っていました。

帰りに、森の中にいたこの猿たちにバナナをあげました。
手渡しすると、うれしそうに木の上の方に駆け上がり、むしゃむしゃとかじりついていました。

ここのエリアは、自然の宝庫なんですね。

カナル運河を通る大型船を見ながら、元来た道を戻りました。
戻ると、2人のおじさんが待ち構えていて、釣った魚をさばいてくれました。

帰りにみんなでちょっと遅い昼食を。

ミックスピザとキノコピザを食べながら、今日の釣りの余韻を楽しみました。















日本人学校で講演2009.10.9

学校に休暇願を出し、今日は首都にある日本人学校に行きました。
前から頼まれていた講演会をするためです。
パナマでは私を含め2人しか教育関係の隊員がいません。
そんなこともあり、今日のテーマである「パナマの教育について」を、私が7人の先生方に話すことになりました。
午後5時から約1時間、私の勤めるエスクエラ・ノルマル校やセミナーを行っている近隣小学校の様子について、話をしました。
私が撮った写真とビデオを見せながらの説明でしたが、興味深く聞いていただき、貴重な経験ができました。

現在、パナマの日本人学校は、校長先生と6名の先生がいます。みんな来週から始まる中間テストの準備等で忙しそうでした。
職員室に入ると、懐かしい日本の学校のような空気が流れていました。
そしてこの「心のノート」。
海外にも届いていることに、ちょっと驚きました。