2010年2月24日水曜日

新入生の親たち2010.2.23

学校の玄関の奥に人だかりが。
近づいてみると、そこにいたのは今年入学する生徒の親たちでした。

その受付をしていたノルマルの職員に聞くと、新入生の入学書類を受け付けているのだそうです。
今週は、その受付期間になっているのです。

親といっても、パナマ全土から来ますから、遠い親にとっては10時間以上もかけて来ることになります。
持ってきた書類には、生徒の写真や住所が書いてありました。


入学式は3月8日(月)です。
将来、小学校の先生になるためのスタートを切る日です。
このうちの何%が夢をかなえられるのでしょう。
きっとここに来た親たちは自分の娘たちが将来、先生として教壇に立つ姿を思い描いていることでしょうね。

パナマでは、先生という職業は子どもがあこがれ仕事の一つですから。

マンゴーの季節2010.2.22

乾期の終わりがマンゴーの食べ頃です。
日本で買うと高いこのフルーツを、パナマではその辺の樹から採って食べることができます。
今はまだ小ぶりで黄緑色ですが、あとひと月もすると、大きく黄色みがかり、食べ頃となります。
夕方走っていると、道の脇にある大きなマンゴーの樹の下で、落ちている小枝を投げてマンゴーの実を落とそうとする親子がいました。
こんな光景はこれから増えてきます。
上手な子は、落ちているマンゴーの実を投げてなっている実を落とします。
3か月ぶりに床屋に行きました。
やっぱりパナマの夏には、短い髪の方が気持ちがいいです。

2010年2月22日月曜日

エルバジェでの一日2010.2.21

ホテルで朝食(ダブルバーガーとコーヒー200円)をすませ、近くの市場に行きました。
8時過ぎだったのでまだ店が半分くらいしか開いていませんでした。
ここで買いたい物に目星を付けて・・・。
今日の帰りにまとめて買おうと思います。

ホテルをチェックアウトし、ゆっくり歩きながらアプロバカに向かいました。
途中、おしゃれなカフェテリアがあったので一休み。
シフォンケーキとコーヒー(合計130円)を、こんなおしゃれなベンチに座って楽しみました。
このシフォンケーキが思ったよりおいしかったので、お土産に4つほど買って、アプロバカへ。

昨日つぼみだったこのランが・・・。
今日はみごとに開花していました。

園内をぐるりと一周し、木陰で読書。
小鳥のさえずりと、25日にオープンするカフェテリアの工事をする音を聞きながら、ゆったりとした一時を過ごしました。
お昼はS隊員が作ってくれた麻婆ナス。
ピリ辛でご飯がすすみました。

帰りに市場で日本へのお土産をまとめ買いしました。
自分のためには25ドルで、パナマ帽を買いました。
昨日帽子をバスの中に置き忘れてしまったので、日よけ用です。

仕事に行く日を数えたら、残り9日でした。
いよいよカウントダウンが始まりました。








ホセの発表2010.2.20

11時からホセ先生のプレゼンテーション(発表)がありました。
1年半におよぶ大学での最終発表会です。
その中に、私たちが取り組んできた新しい形のセミナー(ミニセミナー)の報告が含まれています。
パナマのセミナーは、一方的に先生が難しい理論の話をし、生徒(小学校の先生)が聞くという大学の講義のような形です。
私たちが行ったのは、最初に模擬授業の形で行う大きなセミナー。
その後、その参加した先生一人一人を対象にした個別のセミナーです。
この形のセミナーの利点を、アンケート結果をもとに説明していました。
発表が終わってすぐ点数が発表されました。
98点という高得点で評価はAです。
何か私も採点されたような気がしました。

その後、エルバジェに向かいました。
日本に帰る前にもう一度行こうと思っていたので、思い立ったが吉日で出かけてみました。
今回が6回目。
5時過ぎに着いたので、今日はアプロバカ(ラン園)で活動するEさんとS隊員と一緒に夕食を。
そしてこのホテルに宿泊。
素泊まりで12ドル(1200円)。標高600mのここの水シャワーはほろ酔いをさますぐらいの刺激がありました。

サンチアゴと違って夜は寝苦しくなく、しかもしとしとと雨が降り続きました。
こうして最後のエルバジェの夜が過ぎました。





イングリス最終日2010.2.19

いつものように午後、イングリスちゃんが数学の再テストのため、勉強にやってきました。
今日で20日目。
最後の勉強日です。
来週の月曜日がその試験日。
よく頑張りました。
結果はどうあれ、彼女の努力は確実に力につながっています。
合格点はその時々によって違うということです。
どんな意味かは分かりませんが、いい結果になることを祈ります。

仕事の帰り道、ノルマルで働くおじさんにスイカをもらいました。
前にくれると約束していました。
約束を覚えていたこともうれしくて、家までの1kmちょっとの道のりを、このスイカをかかえて帰りました。
日本のスイカと違って、丸くないんです。
それにけっこう重いんですよ。
これを冷蔵庫に入れるのは大変かも・・・。
家族のみんなと食べたいと思います。

夕方、インテルアメリカーノ(大通り)をたくさんの人が歩いていました。
みんなアタラジャの教会に向かって歩いているのです。
カトリック教徒は、カーニバルが終わると、この教会まで歩き、その教会に降りてくる神様に願い事をするのが慣習になっています。
日曜日でそれが終わるので、金曜日の今日と明日が一番たくさん人が歩くようです。

そして今夜、ペルー料理屋さんでベラグアス県の歓送迎会を開いてもらいました。
送別されたのは2人の隊員。
その一人は私です。
あと1か月なんだな、としみじみ感じました。










2010年2月19日金曜日

練習問題集完成2010.2.18

朝から練習問題集の各ページのタイトルを、日本語のものからスペイン語のものに張り替え、印刷屋に持って行き、1冊だけ作ってもらいました。

できあがったのがこれです。
問題のページには、タイトルと名前を書くスペースを作りました。
問題を印刷して配った後に、先生が集めてそれをチェックします。そのときに、名前がないと、採点後再度配るときに時間がかかってしまいます。
こっちでプリントを配るときは、こういうちょっとした気配りが必要です。
こっちでは、プリントに名前を書く欄を作らないので、子どもはいろいろなところに自由に名前を書くか、忘れて書かないで提出します。だからそれを返すときにまた時間がかかるんです。

1冊作るのに10ドル(1000円)かかりました。
私のミニセミナーの受講者は22人。
このお金をどうするかが、次の課題です。



教育省から紙を2010.2.17

今日の午後から仕事がありました。
5日ぶりの出勤です。
午後1時に、県の教育省に行き、練習問題集を印刷するための紙をもらいました。

1しめ500枚のものを11しめ。
私が作ろうとしている練習問題集は問題だけで181ページ。
表は問題、裏はその解答を印刷する予定です。
1ケタどうしの足し算、1ケタどうしの足し算で繰り上がりあり、2ケタ+1ケタ、2ケタ+2ケタ、百マス計算など5回分ずつあります。それが、引き算編、かけ算編、割り算編、小数編、分数編と全学年用に作ってあるので、ページ数が多くなってしまいます。

これを持ってタクシーに乗り、ノルマルへ。
そして印刷室へ。カギがかかっているのでフーリオ(印刷担当のおじさん)に言うと、校長からサインをもらわなければ開けられないとのこと。
それで校長室へ。
校長先生に、私のしている活動と6年生対象に行ったテストのパナマと日本の比較のグラフを見せ、練習問題の必要性を話し、印刷の許可をもらおうとしました。
ところが・・・
答えは「No」。
インクが・・・、と言うので、お金は払うというと、今度はマスターが高いから・・・と。
マスターは1巻170ドルもすると。
本当かどうか、それを注文している部署に行って確認しました。
どうらや本当のよう。
よく調べてみると、インクもマスターも日本の製品で、日本だとその1/3以下で買えるのですが、海外へ輸出する費用を含めると高くなってしまうようです。
しかも、それを販売する業者がなくなってしまったから、今はどこからも買えないんだとか。

ここまで言われてしまうと、もう印刷を頼む気になれず、算数部屋に紙を運びました。
しかし、その通路のドアのカギが見つからず、今日は開けられないから明日ね。と。
紙をまた運び、今日の仕事は終了。
印刷をどうするか、考えなくてはなりません。

2010年2月17日水曜日

全身筋肉痛2010.2.16

朝起きようとすると、全身の筋肉に痛みが。
原因は、昨日の船の揺れです。
トローリングの帰り、ものすごいスピードで海の上を走ったとき、船が飛び上がったり落ちたりしたときに、おしりを打ち、背中を筋肉が支えきれず、首はむち打ち状態になってしまいました。
好きなことをして文句を言うのは筋違いですが、トローリングは、腰痛持ちの人はできませんね。
今も、朝と同じくらいの痛みがあります。
明日は午後だけ仕事です。
ゆっくり休んで、明日に備えたいと思います。

2010年2月16日火曜日

トローリング2010.2.15

生まれて初めてのトローリングの日。
そして念願のトローリングです。
目指すはマグロです。
午前6時半にプエルトムチスを出発。

船で走ること3時間。
コイバ島の先のポイントに到着。
いよいよトローリングです。
船主のエリアスさんたちが4本の竿にルアーをつけ、流していきます。
魚がいる海域をぐるぐると円を描きながら、魚がかかるのを待ちます。


今日は快晴。
波は穏やかです。
2時間ほどした頃、エリアスさんが流していた1本にあたりがありました。
釣り上げたのは、70cmほどのシマアジ。
これで一気に期待が高まりました。
しかし・・・。
その後は全くあたりなし。
ポイントを3度ほど変えてから、Kさんが持ってきた時前のルアーに大きなあたりが・・・。
釣り上げたのは、このシマアジ。
これが今晩の刺身のおかずになりました。
赤みのシマアジでしたが、身がしまっていてすばらしい味(アジ)でした!

元のみなとに戻ったのは午後6時過ぎ。
朝日と共に出港し、夕日を見ながら戻る一日がかりのトローリングでした。
私は残念ながらマグロはおろか、小魚さえも釣り上げることはできませんでしたが、釣りを人生にたとえてみれば、そんなに立てた目標がすぐに達成できるほど甘くはないということなのです。

こうして人生初のトローリングが終わりました。






カラオケ大会?2010.2.14

夕方、首都から戻り、明日の釣りのための買い出しをスーパーでしました。
その後、K調整員さん宅でカレーをごちそうになりました。
その後、カラオケがあるということでカラオケ大会に。
もちろん日本の歌を。
パナマでカラオケをするとは思いませんでした。
私にとって、これがカルナバルです。
気持ちよく熱唱し、自分の歌の得点に納得せずもう一曲・・・。
明日一緒に行くW隊員と新隊員のMさんとの前夜祭は大にぎわいでした。
帰ろうと通りにでると、そとはカラオケの音など比べものにならないくらいの騒がしさ。
音の大きさではパナマにはかないそうもありません。

ゴミ収集車とカルナバル2010.2.13

土曜日の早朝、6時過ぎに外が少し明るくなってきた頃、近所のゴミ拾いの開始です。
今日はいつもよりもペースアップしてゴミを拾いました。約40分で大きなこのゴミ袋にいっぱいになりました。
今日もいつものように、ビニール系のゴミが多かった。

ゴミ拾いの終わり頃、トラックのエンジン音。
ゴミ収集車がゴミの回収に来たのです。
今日は6時50分。前より10分も早い!
急いで家に戻り、ゴミ袋の口を結んで待機。
ゴミは各家が家のの前に出しておく決まりがあります。
各家の目立つところには、ゴミを回収してもらうために、毎月6ドル払っている証明のステッカーが貼ってあります。それが貼ってある家のゴミを回収していくわけです。
トラックには、運転手1人、ゴミを集める人2人の3人組が乗っています。
道の両側に1人ずつ、手際よくゴミ袋をトラックの荷台に投げ入れていきます。
その様子を写真に撮りました。
すると、運転手が近づいてきて・・・。
もっとよく撮りな!とゴミを投げ入れる人にもポーズの指示。
撮るな!と怒られるのではなく、こんな陽気なところもパナマ人のいいところです。
ゴミをこんなに高く投げ入れるには、重すぎてはいけません。重すぎると持って行ってもらえないこともあるようです。
でも、分別回収はしていないので、このゴミは1か所に持って行ってただ捨てるだけ。
そこの近くにはゴミを拾って売って生活する人の家も数件建っているそうです。

今日は弓道の練習会のはずが、カルナバルで体育館が閉まっているということで、休み。
首都に上がって、新しくいらっしゃったシニアボランティアで国の教育省で活動し始めたEさんとNさんご夫妻と、夕食を食べながら教育について話をしました。

このレストランの前のスペイン通りでは、一部通行止めにしてカルナバルを行っていました。





2010年2月13日土曜日

船の交渉2010.2.12

明日から17日まで、パナマ全土でカルナバル(お祭り)休みになります。
去年は、ラス・タブラスという町の水かけ祭りに、他の隊員と行きました。
今年はカルナバルには行かずに、トローリングをする計画を立てています。

今日は仕事が終わってからKさんと、釣り船を借りる交渉をするためにプエルトムチスに来ました。
船の持ち主はエリアスさんです。
小さな船ですが、4人が釣るには十分な大きさです。

朝6時出発、帰りは午後5時。
基本料金とガソリン代込みで275ドル。
4人で割ると1人70ドル(7000円)くらいです。
これで大きなマグロが釣れたら・・・。
夢は現実に近づいてきました。

町はカルナバルの準備でいつもとはちがった騒がしさです。
近くのスーパーも長蛇の列。
明日からの食料やアルコール類を買い込んでいるのでしょう。



2010年2月12日金曜日

約束の・・・2010.2.11


私「明日は何時に来る?」
ロドリゴくん『先生は何時から来てるの?』
「7時半頃にはいつも来てるよ。何時に来る?」
『9時に来るよ。』
「じゃあ、9時ね。あと、ノートを持ってくるように。」
昨日、勉強後のロドリゴくんとの会話です。
そして今日、ロドリゴくんがやってきました。
朝の9時25分にいとこを連れて。
そのいとこの子はいきなりパソコンを取り出し、何かを始めようとしています。
「ここは算数部屋だから算数以外のことはしてはいないよ。」という注意からのスタート。
「ロドリゴくん、ノートは?」
『ないよ。』
「昨日持ってくるように言ったよね。ノートがないと勉強にならないから、取ってきてくれる?」
昨日解いたプリントも持たず、ポケットから鉛筆1本だけ取り出した彼に、しつけの意味も込めて言ってみました。
『ありがとう。』
と言って算数部屋を出て行ったきり、彼は戻っては来ませんでした。
明日は来るのでしょうか?
私やり方が彼には合わないのでしょうか?
カバンも持たずに鉛筆1本だけもって算数を教えてもらおうとすることは許せるとして、約束の時間とノートを忘れた彼へ、ちょっときびしい言葉だったかもしれません。
本気で次の進級試験に合格したければ、明日はきっと来ることでしょう。

2010年2月11日木曜日

新たな学習者2010.2.10

今日勉強を見る約束をした掃除のおばさんの息子ロドリゴくん(15歳)が9時頃やってきました。
彼はイングリスちゃんと同じ中学校の卒業生です。高校生になるために、2/22の再試験に合格しなければならないのです。
そのために、ここにやってきたのです。
彼も1/2+1/2=2/4と答えるくらいの算数の力です。
約3時間勉強しましたが、2問しか終わりませんでした。
算数って1つの問題を解くためには、その基礎から学習しなければいけません。
本当は、こういう生徒のために中学の先生が学校で補習授業をすべきなのです。
試験を作るだけではなく、試験のための勉強方法の方向づけをしなければ、教師としては問題です。
問題を全部解いてみましたが、何の意味があるのか分からないような問題ばかりでした。
これでは、算数が苦手の子はますます嫌いになってしまうのではと思いながら、模範解答を作りました。

新入生に分数を2010.2.9

午前8時。
1時間目の算数の始まりの時間です。
が、カルメン先生が来ません。
でも、遅れることは予想されたこと。
先週、新入生の授業で分数を教えたいというカルメン先生に、割り算を導入とした分数の授業の展開方法のモデルを算数部屋で教えました。
今日は、彼女の頼みで8時からの授業を手伝うことになっていました。
頼んでおきながら、遅れるなんて・・・、という思いをいだかずに時間になったので授業を始めました。

初めは、起立礼、そして座り方、話の聞き方、発表の仕方と日本式のしつけを話しました。
「4つのビスケットを2人の姉妹で分けると1人いくつもらえる?」
『2つです。』
これを式で表すと、4÷2=2となります。
「2つのビスケットを2人の姉妹で分けると1人いくつもらえる?」
『1つです。』
これは、2÷2=1となりますね。
「1つのビスケットを2人の姉妹で分けると、1人どれくらいの大きさになりますか?」
『半分です。』
これを数字で書いてみましょう。
そうですね。1/2という大きさで表すことができますね。
式は、1÷2=1/2となりますね。
上の1は「1つのビスケット」のこと。
真ん中の線は、「分ける」という意味。
下の2は「2人の姉妹」のことになります。
ここから、同分母の足し算、異分母の足し算に進んでいきました。
カルメン先生はというと、ちょうど30分たったころに来ました。「私あっちで仕事してていいかな?」と言うので、「この授業は生徒のためとカルメン先生に見せるためにしているのですよ。」と伝えました。
授業は約1時間。
最初は1/2+1/2=2/4と答えていた生徒も、最後は1/2+1/4=3/4になる仕組みを少し理解できたのではないかと思います。

違うクラスでも分数の学習だったようです。
お昼過ぎ、エドウィンくんが算数部屋にやってきて、「分数の宿題を出されたんだけど、全然わかんないんだ。教えてほしいんだけど。」と。
聞くと小学校の頃から、いろいろな先生がいろいろな教え方をしてくれたおかげで、よけい分からなくなってしまったようです。
「でも、将来小学校の先生になったら、分数を教えなければならないからね。」という私の言葉ではっぱをかけ、1時間ちょっと分数の意味から学習しました。
帰りには、寂しい顔が少し明るくなって帰ってくれたような気がします。

彼を入れかわりにイングリスちゃんが妹を連れて今日も勉強にやってきました。









2010年2月9日火曜日

お天気雨2010.2.8

何日ぶりの雨でしょう。
いや何か月ぶりと言った方がいいかもしれません。
ちょうど、私が帰る午後4時近くに雨が降り出しました。
雨と言っても、日本の真夏に降る一時的な雨と同じような感じです。
でも空はちょっと薄曇り。
気温34度。
雨の後、気温33度。無風。

午後5時過ぎに通りを走ると、いつもは心地よい風が背中を押してくれるのですが、今日は全くの無風。
さすがに帰りはペースダウン。
11km、56分。
そのかわり、水シャワーは最高でした。
そして冷えた水。
何か最高のぜいたくをした気分になりました。

2010年2月8日月曜日

5マイルマラソン2010.2.7

午前5時20分起床。
今週もNさんにさそってもらい、マラソン大会に出場してきました。
今日はクレイトンというところでありました。
ここは以前、アメリカ軍の人達が住んでいた地区です。
なぜアメリカ軍が住んでいたかって?
1999年まで、パナマ運河はアメリカの持ち物だったのです。
だからその運河の管理や警備に、たくさんのアメリカ軍人がここに住んでいたのです。
2000年にパナマ運河がパナマに返されてから、このクレイトンもパナマのものになりました。
今は大きな建物は国や会社のオフィスになり、小さな建物は、パナマ人の家として利用されています。
どちらかというとお金持ちの住む地区ですが・・・。

今日のマラソンのスタートとゴールは、そんな地区の外れにありました。
ここからは、パナマ運河を行き交う大型船がよく見えます。
午前7時スタート。
参加者はちょっと少なめ。
ちょっとアップダウンがあるコースでしたが、車の通りも少なく気持ちよく走りきることができました。


結果は、5位で32分47秒。
まずまずです。

記録は、こんな機械でとっていました。
走っていると、「ジャパン」と声をかけられることが多くなってきました。
これからも、チームジャパンのユニフォームで、日本のことをパナマの人達に知ってもらいたいと思います。






巻きわらの土台作り2010.2.6

午前中、材木屋に土台作りに必要な木材を買いに行き、巻きわらの土台を作りました。
集まったのはいつもの4人と私。
デリアさんの家で作りました。
材料は、木材屋の廃材の中から探し、それを寸法通りにのこぎりで切り、やすりで削る作業から。
連絡所にあった日本ののこぎりで、アンヘルに使い方を教えました。
(これは私が父に教えてもらった切り方です。)

木がささくれているので、残りのメンバーはやすりで木を削る作業をしました。
弓道のグループのホームページを作りたいというクリスチァンは、ときどき写真を撮りながらの作業です。
一番上の円形の部分を切手削るのにちょっと苦労しましたが、約2時間で完成。

最後はみんなで交代交代に釘を打ち、立派な巻きわらの台が完成しました。
前に作って置いた、巻きわらを乗せてみました。
これがパナマ初の巻きわら台です。

さっそく午後の練習で使ってみました。

今日が22回目の弓道練習会です。
残すところあと2回。
次回の練習では、私がいなくなってからの練習方法も教えたいと思います。











警察突入!2010.2.5

先日、警察がバイクを2人乗りで総勢8人である家の前に集まっていました。
その様子を遠くから写真におさめました。
この通りは、サンチアゴでも危険と言われている通りです。
何があったかは分かりませんが、これだけの警官が1軒の家に行くのですから、ただ事ではなかったのでしょう。
夕方、マラソンをしたときも、通りで検問していました。

昨日液晶画面が壊れた携帯電話を、あたらしく買い換えました。
今度のは25ドル(2500円)で買いました。
あと1か月半、壊さないように使いたいと思います。

DVD上映続く2010.2.4

今日は、あるセミナーのクラスで昨日上映した算数DVDの上映をさせてもらいました。
昨日上映していたとき、「明日、1時間目に私のクラスで上映してくれないか。」と頼まれたのです。
やってみるものですね。
朝早くから準備し、約20分間ビデオを流しました。
そしてホンジュラスの先生用の指導書も見てもらいました。
授業をするためには、この指導書が必要です。
パナマの教育を変えるには、まずこの指導書を作ることだと思います。

10時半からホセ先生が担当する新入生グループ7の算数の授業を見せてもらいました。
テーマは、「繰り下がりの引き算の計算の方法」です。
でもなぜか宿題は分数でした。
継続性のある宿題を出すべきだという私の助言で、繰り下がりのある引き算コンクールを月曜日にさせてもらうことにしました。
こうすることで、宿題の例を提示し、類似問題を自分で作り、それを休み中にやろうとする意欲を高めることができます。
さあ、月曜日が楽しみです。

中庭では、同じく新入生の体育の授業。
今日は、ティピコ(伝統的な)ダンスの練習です。
先生にならって恥ずかしそうに踊る生徒たち。
もっと堂々と踊れるはずですが、これだけギャラリーがたくさんいたら恥ずかしくなるのも当然かもしれません。

午後からはいつものようにイングリスの数学の勉強を見ました。

それから、第3週の休み中にトローリングに行く計画を進めるために、プエルトムチスに船のレンタルの交渉に行きました。
基本料金125ドル、それにガソリン60ガロン分(約180ドル)の計305ドルが必要なようです。
3人だから1人1万円くらいです。
これで大きなマグロかカジキが釣れたらいいのですが・・・。
旅行会社は高いということもあり、なぜかこのレストランのおばさん(おねえさん)たちと交渉しました。
行けるといいのですが。











算数DVD上映2010.2.3

ノルマルでの算数セミナー3日目。
今日は朝から廊下で算数のDVDを上映しました。
このDVDは、ホンジュラスの算数プロジェクトで編集された、ホンジュラスの小学校の先生が実際に授業をしている様子が映っています。
算数の授業の準備(教材研究)はどうしているのか?
授業を進める上でのポイントはどんなことか?
子どもの考えをどう引き出し、伸ばしていくのか?
など、短いですが見所はたくさんあります。
それにスペイン語で説明しています。

昨日、教室では流せないと言われてしまったので、廊下で流しました。
休憩時間には多くの先生が立ち止まり、ビデオを見入っていました。
そしてどんな風に感じたのでしょうか。
11時近くに、あるクラスの新入生の算数の授業を見させてもらいました。
今日のテーマは、「正の数と負の数」です。
2と-3はどちらが大きいか、-2+3=、(-3)×(-2)= という問題です。
日本だと簡単に感じますが、パナマの生徒たちにとって、-(マイナス)はとても難しいことのようです。
2人組になって、教え合いながら一生懸命問題を解いていました。
授業が終わっても私のところに、解き方を聞きに来る生徒がいました。
この気持ちをずっと持ち続けてほしいです。



2010年2月3日水曜日

テーマは分数2010.2.2

エドガー先生の算数セミナーに今日も参加してみました。
昨日許可してもらった、ホンジュラスの算数指導法のDVDは、準備に手間取ってしまいあえなく見せられずに終了。

今日は2日目。
始まりも7時50分。
遅れること20分です。昨日は2時間遅れだったので、すばらしい早さです。
今日のテーマは、「分数」です。
黒板に図を描き、ゆっくりとしたペースで始まりました。
今日は最初から先生の質問がたくさん出ました。
それだけ分数が苦手だという証拠なのです。
セミナーの途中にやっと教育省からセミナーの教科書が届きました。(いつも届くのが遅いようです)
それからです。
急に授業が早くなり出したのは。
真分数、仮分数、帯分数と進み、それから1/5+2/5、1/2+1/3、1/2+1/3+1/4と。
さらに説明が加速し、考える時間が足りなく、答えを写すだけの先生が出てきました。
それをお構いなしに授業は、エドガー先生と先生の質問に答えられるだけの先生のペースで進んでいきました。
となりの女の先生に、1/2+1/2を聞いてみました。
彼女は、2/4と答えました。
分母と分母、分子と分子を足してしまう典型的な間違え方です。
でも1/4+1/2=3/4はできます。
つまり、図で量としてのイメージができずに、計算方法のみを覚えると、覚えている方法はできて、忘れてしまった方はできないということなのでしょう。
彼女は、1/2=2/4のイメージもできていませんでした。
子どもも同じです。
分数は多くの先生が教えるのが苦手です。生徒は、もっと苦手になります。この実態を把握していれば、セミナーの教材をもっと基本的なものにしなければなりません。
それにこんなペースで教えたら分からない先生が、分数嫌いになるのは確実です。しかも宿題が難しい!

隣で県内の校長先生が教育省の人と会議をしていました。
私が行ったときには、今年度から子どもたち全員リュックで登校にするかどうかの話し合いでした。

明日はホンジュラスのDVDを流すのは遠慮してくれと言われました。
教える内容が多いので、時間を失いたくないのは当然です。
でも、見た先生はきっと算数の教え方のイメージはできるはずです。