2009年12月28日月曜日

チリキクランデという町へ2009.12.26

ノルマル高校1年生のサント・パーテルソンくんは、この休みに家に帰ります。
そこは、サンチアゴ市からバス2本を乗り継ぎ(計6時間)、舟を2つ乗り継いだ(計6時間)ところにある、カニャベラルという町(村)です。

彼が帰る今日、船着き場があるチリキグランデという町まで一緒に行ってきました。
クリスマスから年始まで、道の所々では、警察の検問が厳しくなっています。
車を止めて、一人一人身分証を見せなければなりません。
不法に外国から国に入ったりする人が増える時期だからだそうです。

朝7時半に出発したバスは、1度ダビで乗り継ぎ、午後1時過ぎにチリキグランデに着きました。
ここは、カリブ海側(大西洋側)にある町で、小さな舟がたくさん泊まっている港町です。
サントくんは、明日の舟の出発時間をおじさんに聞きました。
よく聞くと、話している言葉はスペイン語ではありませんでした。彼の住むノベ・ブクレ地区の言葉です。
ノベ・ブクレとは、パナマに昔から住んでいる原住民たちの呼び名です。
ここの港から出る舟は、ほとんどがその地区へ向かう舟です。


近くの食堂で昼食を食べてから、市場でエビをただでもらい、しばし釣りを楽しみました。
釣り竿を使い慣れていない彼に、使い方を教えながら・・・。
3時間ほどで15センチほどの小さなタイに似た魚を6匹ほど釣り上げました。
近くでは水浴びする女の子達がにぎやかです。
水はほどよく澄んでいて、波もおだやか。
水深が浅いため、大きな魚はいませんが。

釣りをしていると、小学3年生だという男の子がやってきました。
ここでタイを釣ったことがあるとか。
彼にも竿の使い方を教えました。
すると楽しそうにずっと竿をふっていました。
パナマの休みは宿題もないので、こんな感じでひまなのでしょう。

サントくんは、ここのホテルで1泊し、明日舟で家に帰ります。
私はバスでダビに戻り、同期のS隊員の家に泊めてもらいました。
来年の3月にまたノルマル校で会えることを約束して分かれました。

この夜は、ダビに住むシニア隊員のUさんの家でおいしいお肉をごちそうになりました。








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