2008年11月23日日曜日

日本文化紹介の準備11.22

久しぶりに、ゴミを拾いました。今日の目標は、スーパーの前のバス停付近をきれいにすることです。毎日通うコースにあるこのバス停の周りには、バスが来るのを待つ間に飲んだと思われる、ジュースやコーヒー、スナック等のコップや袋が、たくさん捨ててあります。ここを掃除しているとき、道の反対側から、あるおじさんが来て、私に話しかけてくれました。「草むらの中には、蚊がたくさんいるから、手袋をして拾った方がいいよ。」と。さて、1週間後はどのくらいゴミが増えているでしょう。
午後から、明日の文化紹介の準備を、シニア・ボランティアの方の家でしました。私は、掲示用のプログラムを作りました。
夕食は、5人で「アブエロ」という、サンチアゴで最も有名なレストランで食べました。ピザはそこで焼いてくれて、かりかりでした。11ドル(1100円)の夕食でしたが、値段以上に満足することができました。
明日の文化紹介でがんばれそうです。

2008年11月22日土曜日

昨日、仕事が終わって、算数部屋から学校の出口まで歩く間(約250m)に、いろいろな生徒と話をしました。まずは、この写真のカップル?(本人たちはただの友達だと言っていましたが)。彼女は、その前日、私にいろいろな日本語を質問してきた子です。例えば、「静かにしなさい」、「座りなさい」などです。ちなみにスペイン語では、「シレンシオ」、「シエンテセ」といいます。どうしてこういうことを聞いてきたのかというと、彼女たちスペリオール(教員養成コース)の生徒は、いろいろな小学校に教育実習に行っているのです。彼女も、彼女が実習している小学校で、毎日、こんな言葉を繰り返し言っているのでしょう。
教育実習は12月の18日で終わるそうです。その5日後の23日に卒業式があります。卒業すると、3月には、どこかの小学校の先生として働くのです。日本だと早くて22歳からですが、こちらでは、20歳からです。先生になるための試験もないので、この学校を卒業すれば、ほとんどの生徒が先生になることができるようです。算数だけ見ると、ちょっと心配な生徒もいますね。
出口のそばの小さな机では、一人の女子生徒が宿題をしていました。地理の宿題で、ベラグアス県の町や村の名前を地図上に書いていました。こんなにたくさんの町があるなんて初めて知りました。これだけ書くのは、大変だったことでしょう。
今は、12月のテスト前の時期です。この時期になると、生徒たちは、学校のあちこちで、宿題やテスト勉強をします。算数部屋にも質問に来る生徒が増えます。日本でも同じでしょうか。何か、暗記するための勉強のような気がします。彼女たちが将来のパナマの子どもたちに何を教えていくのか、私が彼女たちに何をアドバイス出来るのか・・・。

2008年11月21日金曜日

15歳の認証式2008.11.20

修理に出していた、黒の革靴を取りに行きました。靴を持ってきてもらう間、靴を修理しているところを見ていました。大きなミシンのような機械で靴を縫っていく、おにいさん。運動靴もこうやって直して履けば、長く履けるのですね。もしかして私の靴も・・・。やはり、縫ってありました。しっかりと。たぶん、雨の日はそこから水が・・・。まあ、履けなくなるよりはいいか。料金の3ドル(300円)を払い、パソコンの黒インクと、いつものスーパーでちょっと買い物をして帰りました。
今夜は、ビキの家に招待されました。息子さんのカトリック教の認証式(カトリック教徒だと認められる儀式)を祝う夕食会です。写真の中の黒いTシャツを着ているのが、その15歳の彼です。
ビキの家には、6日前に買ったばかりの卓球台がありました。ここに来て、半分の時間は、卓球をしていたでしょう。子どもたちも、けっこう上手で、むきになってシングルスの試合をしてしまいました。
家に戻ったのは、12時近くになりました。が、楽しいひとときを過ごせたことに感謝しています。
日本文化紹介のビラも残り、数枚になりました。何人来てくれるか分かりませんが、よく話す生徒や先生をねらって渡しました。首都でやったとき以上の来場者があるとうれしいです。
さて、今週も明日で終わりです。セミナーの準備がま
だ終わっていないことは忘れて、寝ます。

2008年11月20日木曜日

レシート2008.11.19

中休みの時間に、通路を歩いていると、ある女の子が私に声をかけてきました。いつも声をかけてくる子ではありませんでした。彼女は、ちょうど1か月前にあった「平和の行進」で、パナマの伝統衣装のポジェイラを着ていた生徒でした。そのとき私が撮った写真がほしいというのです。ちょと控えめな態度の子でした。だいたいは、私にこう言ってきます。「ハイ!ケイ。こないだ撮った写真ある?ほしいんだけど。じゃあ、明日行くわ。」です。もちろん、明日はありません。簡単に言うと、来ないんです。最初は、まじめに考えて、「明日のいつ?」とか、「算数部屋は、2階のはずれだよ。待ってるね。」とか言っていましたが、待っていても来ないことが分かってからは、「写真。あるよ。メモリーかCDを持ってくればコピーしてあげるよ。じゃあね。」っていう感じで受け流すようになりました。こっちの国では、約束っていうものは、守らないのが普通のようです。彼女が写っていたのは、この写真1枚きりでした。メモリーに写してあげると、にこにこして教室に向かっていきました。
今日は、ずっと断水です。未だに、シャワーもあびられません。夕食後、近くのスーパーに黄色いジュースを買いに行きました。毎回もらうレシートを撮ってみました。
水 500ml  33円
ビール 2缶 92円
税金      9円
合計     134円
ビールだけ10%の税金がつくんです。
暑いパナマでは、ビールがおいしいんですよ。

2008年11月19日水曜日

葉を摘む少女2008.11.18

今日は、学校の正面玄関を通って出勤しました。この玄関の前には、きれいな庭が広がっています。その庭には、花や樹木が適度に植えられ、来た人の心を和ませてくれます。
授業が始まる7時少し前に、この玄関を通ろうとしたとき、そのすぐそばで2人の女の子が、鉢植えのところで何かをしていました。行って聞いてみると、葉の先が枯れているので、その部分だけ取っているのだと彼女たちは答えました。どうやら手つきを見ていると、初めてではなさそうです。私も少しお手伝い。夜露で少し濡れた葉先をつみながら、何とも言えないすがすがしさを感じていました。こんなにすばらしい生徒たちがいる、この学校のために働けることに感謝しなければなりません。始業のチャイムが鳴りました。彼女たちは、つみとった大きな鉢植えを、玄関の中に運び、それぞれの教室に歩いて行きました。
算数部屋に向かう途中、算数科のビキ先生に、「今日、時間ある?」と声をかけられました。2時間目の後、待ち合わせをして話をしました。明日の夜、私を家に招待したいとのことでした。思わぬ誘いでしたが、心の中からほのかな喜びがこみ上げてきました。聞くと、彼女の息子さんは、15歳で、15歳になるとカトリック教では、「コンフィルマシオン」(カトリック教徒に正式に認められる儀式)が行われるのだそうです。それが明日なので、夜はお祝いするのだそうです。そのときの代理の父(結婚式の仲人のようなもの)が、ハイメ(仲良くしてもらっている図工の先生)のようでした。
今日も、12月のセミナーの準備をしました。図形の基本は、直角三角形であるというテーマで行う教材を準備しました。三角定規は直角三角形です。それを組み合わせると、長方形や正方形、二等辺三角形や平行四辺形、台形やひし形ができます。パナマの算数の問題点は、考えさせる前に公式を丸暗記させてしまうことです。公式を使わなくても台形や平行四辺形の面積が求められることを、色違いの三角定規で証明するという内容の教材です。
何か先生の役に立ちたいという気持ちになれたことが、今日の一番の収穫です。

2008年11月18日火曜日

雨上がりの夕焼け2008.11.17

今日は、「4時で仕事を終わりにするぞ!」と決めていました。今月の30日に走るマラソンに向けて、そろそろエンジンをかけて練習しようと思っていたからです。3時半を過ぎた頃でしょうか。青空が一転。遠くで雷が一つ。みるみる雲行きがあやしくなり、5分もしないうちに、土砂降りの雨。2時間近く降り続いたでしょうか。早く帰るのをあきらめ、学校内にあるカフェテリアで、30センターボ(30円)のコーヒーを買って、雨を眺めながら、しばしの休憩。激しく降る雨は、熱されたパナマの大地と空気を、急激に冷やしてくれます。こんなとき、その涼しさを感じながら、廊下で飲むコーヒーがとても好きになりました。
雨がやむのを待っていたので、帰りは夕方になりました。いつものように、帰りにスーパーに寄り、黄色いジュース2缶とパンを買い、大通りから家に向かう路地に入りました。すると、その路地のちょうど正面にこんな夕焼けが広がっていました。雨上がりの夕焼けは、いつもよりも明るく、何か映画のラストシーンを思わせるようでした。
今、パンをつまみに黄色いジュースを飲みながら、この写真を見ています。とても幸せなひとときです。
ノルマルは、創立70周年を迎えます。学校には、こんなポスターが飾ってありました。

2008年11月17日月曜日

日本の米2008.11.16

日本から送られてきた荷物の中で、一番の比重を占めていたのがお米です。家でとれた新米です。その一部をサンチアゴの家に持ってきて、炊いてもらいました。始めは、べちゃべちゃしておいしくないなと言われるかなと思っていました。が、反応はまったく逆でした。「このお米はすばらしい。おいしい。」でした。こんなことなら、もっと送ってもらうんだっけと思ったくらいです。
昼食で、ほぼ5か月ぶりに日本のお米(我が家のお米)を食べました。パナマのご飯とは、比べるのが失礼なほど食感といい、味といい、全く違った食べ物でした。食べながら、日本での日常を思いだし、涙が出るくらい感動しました。
今日は、1日、来月のセミナーの教材を準備していました。夜7時から11時まで、ハイメの家で、その文を手直ししてもらいました。私の作った原文はどこに行ったのかと思うほど、ていねいに直してもらい、パナマの方々の優しさを感じました。
明日は、23日に行う日本文化紹介での「弓道」の説明文を直してもらうことになっています。この恩にどう答えていくか、これからの私の課題の一つになりそうです。

2008年11月16日日曜日

1か月かかった荷物2008.11.15

朝6時起床。いつもよりも1時間以上おそい起床です。今日は土曜日。パナマシティに一昨日、日本から届いた荷物を取りに行くために、7時のバスに乗りました。今日のバスは、いつもよりも豪華でした。
テレビ付きで座席もゆったりとしていました。途中の休憩がなかったので、3時間半でパナマのテルミナル(バスの中央駅のようなもの)に着きました。タクシーもスムーズに拾うことができ、CASAで荷物をリュックに詰め替えているときに、パナマ特有のスコール(突然の雨)。しばらく出かけられそうもなくなりました。メールボックスに入っていた、現職教員向けの冊子を読み始めました。来年度から、教員も自主研修が義務づけられます。10年ごとに30時間、大学での講義を受けなければなりません。パナマでは、毎年、1月末から2月末までに、80時間、セミナーを受けなければならないシステムです。ひにくなことに、日本がパナマに似てきたように思えてなりません。私は、帰国してからで間に合うことが分かり、一安心。
帰宅は、夜7時近くになってしましました。
帰ってから、我が子からの手紙と絵をじっくりと見ています。仕事が順調なときは、これをエネルギーにできるでしょうが、今の私は、エネルギーにしたいと思うことが精一杯です。
家の近くまで来たとき、細い道で向かいから女性と対向車が同時に近づいていました。私が立ち止まって車をやり過ごすと、その女性が笑顔であいさつしてくれました。よく見ると、いつも帰りに寄るスーパーのレジの女性でした。彼女は、そのスーパーでは珍しく若い女性で、背が高く愛想もよい人です。暗い道でしたが、私の心に少し明かりが差し込んできたような気がしました。

2008年11月15日土曜日

月とみこしと床屋さん2008.11.14



通勤する道を歩きながら、空を見上げると、そこにはまん丸の月が、きれいに見えました。電線のない所まで歩き、撮った今日のベストショットです。パナマの夕日もきれいですが、朝の月もいいものです。
学校の正面玄関前には、この御輿(みこし)が飾ってありました。これは、今月の23日の行事で、教会まで引いていくものだそうです。この日は、サンチアゴの日本文化紹介の日でもあります。たぶん、みこしを引いていくところは見られません。どういう意味があるのかきいてはみましたが、ほとんど、説明の意味が分かりませんでした。
4時頃、仕事を終えて帰りました。今日は、6時に床屋の予約を入れてありました。
切ってくれるのは、いつもと同じ、秘書のマガーリンさん。いつもよりも短くとお願いしました。そしたら、この髪型になりました。正面はご想像下さい。いつも、えりあしは、きちんとそろえてくれます。パナマ人は、みんなえりあしをこんなふうにそろえるんです。細かなお願いがスペイン語で出来ないので、ほとんどお任せになってしまいます。これで2ドル(200円)ですから文句は言えませんね。
明日は、日本から届いた荷物を、パナマシティに取りに行ってきます。

2008年11月14日金曜日

花瓶?2008.11.13

今日の昼食には、デザートがついていました。右側が、毎朝、出してくれているパパイヤです。とっても甘くて、スイカとメロンを足して2で割った感じの味です。真ん中が、サラダです。中味は、トマトとキュウリとキャベツです。メインは、肉とごはんです。今日は、牛肉です。鶏肉のときも多いです。これを、12時半頃、仕事部屋で一人で食べています。
今日は、朝から算数セミナーの日程の調整のため、昨日までに意見を聞いていない先生のところに行って話をしました。(結局今日は一人しか聞かなかったですが)
スペイン語は難しいことがよく分かった1時間半でした。同時に、一人では何も出来ない自分がいやになりました。セミナーの準備はまだまだ終わっていませんが、どうしても、今の自分の気持ちをスペイン語で伝えたくて、ずっと机にかじりついていました。一緒に部屋で仕事をしている先生に、何回か「ケ・パ・ソ?」(何してるの?)と聞かれました。
午後までかかって、私の気持ちを4枚にまとめたものが完成しました。
明日、先生方に渡そうと思っています。
ふと見ると、机の上に花瓶が・・・。いやこんな花瓶はいらないぞ!
飲み終わったビンは花瓶にはしないようにしましょう。

2008年11月13日木曜日

白石先生からのメール2008.11.12

うれしいことがありました。パナマで弓道を広めたいと頑張っているノリエガ先生という方がいます。弓道を学びたいというその方たちのために、茨城弓連に弓道の道具を寄付してほしいというメールを送りました。
だめでもともとという気持ちで送った、そのメールの返事が、今日届いたのです。
返事をくれた人は、何と高校時代に弓道を教えてくれた恩師だったのです。先生は、今、茨城弓連の副理事をしているそうです。道具は何とかしようという一文に、心がおどりました。
すぐに先生に電話をしました。18000km離れた国同士を、こういう形で橋渡しできることに、パナマに来て良かったと思いました。偶然の重なり合いが、このような奇跡をうむのですね。
今日は、ちょっと寝坊してしまいました。私の家の近くには何人かの生徒も住んでいます。この写真の女の子もちょっと寝坊の様子。二人で話をしながら、早足で一緒に歩きました。写真を撮ろうとすると、恥ずかしがってしまいます。パナマでは、めずらしいタイプなんです。
帰るときには、お金をしまって、ゴミを捨てて帰りましょう!

2008年11月12日水曜日

カレンダーづくり2008.11.11

私の算数部屋にお客さんが2人来ました。同期隊員の由紀さん(まん中)と先輩隊員の福永さん(左)です。
彼女たちは今、今月の23日(日)に、ここノルマル校で行う、日本文化紹介の準備をしています。私は出来上がったポスターをこの学校内に貼ることと、折り紙を貼る台紙のカレンダーを作ることだけです。そんな仕事を日が沈むまでしていました。
どんなことをするにも、準備が大変です。協力してもらうパナマの人たちに出す文章を作ったり、電話で交渉したりと、すべて彼女たちはスペイン語でしていました。
やがては、私も彼女たちのように仕事ができるようになりたいと思う反面、本当にできるのかなという疑問がよぎりました。
今日から始まる予定だったセミナーは、先生たちの都合で来月に延期になりました。準備が遅れてしまっていたので、ちょっとほっとしました。自分に出来ることをできるだけ、という方向性を失わないように来月、頑張りたいと思っています。

2008年11月11日火曜日

さえずり2008.11.10

朝7時に起きてずっと仕事をしていました。午前中は、日本の算数と学校を紹介するプレゼンを、午後は算数セミナーの教材と資料を作りました。終わったかって?未だ終わらず。今夜は寝られないかも。
こんな一日でしたが、でも今日は運よく、きれいな鳴き声の鳥が庭の木でさえずっていました。1羽はこちらの庭で、もう1羽は隣の庭で、話をしているような調子で鳴いていました。カメラのレンズを望遠にして、しばらく様子をうかがい、少しずつ近づいて行き、やっと撮れた1枚です。日本で言うと「キビタキ」に似た鳥でした。澄んだ鳴き声は「イカル」のような感じでした。
パナマの町をぶらぶらと歩いているときに、通りで雑貨やカバンを売っていました。同期の隊員がカバンを選んでいる間、このカバンの柄が気に入ってしまい、衝動買いをしてしまいました。小さなサイズですが、表面が毛糸で編んであり、7ドル(700円)でした。
夕方、走りながら夕日を見ました。雨の降らなかった今日の夕日は、いつもよりもまぶしく、私にパワーをくれました。

2008年11月10日月曜日

ココナッツジュース2008.11.9

語学研修中の1か月間、お世話になったチョレラのクララの家に行ってきました。私の後に来た隊員とも会うことが出来ました。私とはだいぶタイプが違う方でしたが、この家の家族との関係が良く、ちょっとうらやましく思えました。中米は、テンションの高い明るい人の方が受けがいいのだと言うことがよく分かりました。
お父さんが庭のヤシの実を採ってくれました。頭のところを、ちょっと切り、ほのかに甘いココナッツジュースをみんなで飲みました。この実を割り、中のゼラチン状の部分に醤油をかけて食べると、刺身こんにゃくのような風味になり、意外とおいしいことが分かりました。
お母さんが作ってくれた、タコスもお腹いっぱいになるまで食べました。表の涼しい風にあたりながら楽しいひとときを過ごすことができました。
その後行ったマジソンちゃんの誕生会で、見つけました。
このカブトムシを。日本のより大きく強そうな角を、我が子に見せたいと思い、カメラのシャッターを切りました。残念ながらはくせいでした。生きている本物をみられる日が来るのを楽しみにしたいと思います。
夜の10時になろうとしています。今も外ではフィレの太鼓の音がときどき聞こえてきます。今日はサンチアゴで一番大きなフィレが行われた日だったのです。来年は見られるかな?

2008年11月9日日曜日

ノリエガ先生と弓道2008.11.8

朝の8時45分に携帯電話がなりました。ホセさんからの電話でした。今日は、ノリエガ先生と会う約束の日でした。ノリエガ先生は、剣道を自分で習いながらパナマにひろめ、合気道もひろめている方なのです。今度は、弓道もひろめたいという話で、私と今日会う約束をしたわけなのです。
生徒のホセさんは、大学4年生で日本語がとても上手です。将来は、スペインでロボットを作るか、日本で働きたいという夢をもった優秀な学生さんです。彼の通訳があって、今日は話し合いがスムーズに進んだのです。
私は弓道を学んでいました。同じ隊員でも弓道をしていた人もいます。また、JICAの職員の中にも五段をもっている方がいます。弓道を通して日本人の心を知ってもらえたら私もうれしいです。
こころよくこの仕事を引き受けました。次は、今月の29日に2時間ほど、弓道を学びたいという生徒さんと会って話が出来ます。このことは、自分にしかできないことかもしれないし、チャンスかもしれないのでやるだけやってみようと思います。
昼ご飯(275円)を食べながら、そんなことを考えていました。

賞状と賞品2008.11.7

今日は、健康診断を受けるため、首都に来ました。ちょうど、学校からバスが出ると言うことだったので、一緒に乗せてきてもらいました。バスと言ってもワゴン車でしたが・・・。
算数主任のホセとベルナル校長がシンガポールに行く日だったのです。来年から大学に変わる本校では、そのシステムを学ぶために、他国の大学の様子を見て勉強する必用があるらしいのです。私が大学3年のとき、初めて行った海外がシンガポールだったので、何か懐かしいような気持ちになりました。
来週から始まるセミナーは、私一人でまとめなければならず、不安がつのります。
昨日は、先月末に行われた算数オリンピックの表彰をしました。各学年(4~6年生)の成績上位3人ずつに、賞状とメダルと賞品を渡しに行きました。児童たちは、それぞれちがった喜び方でしたが、みんなうれしさが顔に表れていました。賞品の中味は様々で、中には傘などもありました。「どうして傘を賞品にするの?」と聞くと、「だって今月は雨が多いから必用でしょう。それに安いしね。」と言っていました。
今日の健康診断では、体重も日本の時と変わらず、パナマの食事にも何とか適応できているということでしょう。
この体重が変わらなかったことが、今日一番うれしかったことでした。

2008年11月7日金曜日

携帯電話2008.11.6

パナマに来るまでは、パナマ人が日本人と同じくらい携帯電話を持っているなんて思ってもいませんでした。小学生が登校途中に携帯電話で話ながら歩く様は、日本を思わせます。それ以上かも。もちろん、携帯電話を持つことが出来ない生活レベルの人たちがいることも事実でしょう。
私の携帯電話は、この写真のものです。パナマに来て1か月もしないうちに最初のをなくし、2台目として購入した物です。これで60ドル(6000円)です。カード式なので、5ドルか10ドルのカードを買って使います。だいたい、月の通話料は15ドルくらいでしょうか。
日本にかけるときには、パソコンからかけます。スカイプを使って電話すると、いくら話しても月6ドル(600円)です。本当に、パナマに来てから、インターネットって便利だなと思うようになりました。
明日から、3日間首都に上がります。明日は健康診断です。パナマに来てから初めて体重計に乗ります。それが少し楽しみです。

2008年11月6日木曜日

今日も休み2008.11.5

11月に入り、5日間連続で休みです。パナマには休日がきちんと書いてあるカレンダーがなく、いつも家のお母さんに、今月は休みはいつ?って聞いています。
今日は、一日、セミナーの資料作りをしていました。仕事の仕事の能率が上がらず、11日から始まるセミナーに間に合いそうもないペースです。
高校1年生担当の学年の先生方には、分数の比較と計算、特に分数÷分数が、なぜ分数×分数で表すことができるのかを、いくつかの方法で考えたいと思っています。また、「タレスの定理」や「中点連結定理」の教え方も考えていきたいと思っています。中点連結定理を具体的に理解するのに、パンツのゴムを買いに行きました。スペイン語で調べたら「エラスティコ」って言うんですね。
パナマって、お札はアメリカのドルを使っているんです。だから。硬貨だけがパナマのお金なんです。左側の茶色の硬貨が1センターボ(1円)、となりが5センターボ(5円)、真ん中が10センターボ(10円)
、となりが25センターボ(25円)、一番右が50センターボ(50円)です。上が表で、下が裏です。表には、ヨーロッパ人で初めて太平洋を発見した、バルボアという人物が描かれています。
ちなみに、国名のパナマは「魚が豊富なとこころ」という意味なんだそうですよ。

2008年11月5日水曜日

サンチアゴのパレード2008.11.4

起きたときから、しとしとと雨が降り続いています。すっきとしない天気の中、パレードは始まりました。
9時過ぎにテルミナル(バス停)からスタートして、カテドラル(町の中心にある教会)までの約2kmを2時間ほどかけて行進します。
何ヶ月も前からノルマルの生徒たちも、このフィレ(パレード)のために練習してきました。その表情には、真剣さと笑顔とそれぞれの思いが表れていました。
時折降る雨も、行進するパナマの人々の熱気には勝てず、短い時間でやんでいました。
私は、カメラを握りしめ、2つのレンズで、この表情を撮ろうと、あちこち移動しながらカメラマンに徹しました。久しぶりに自分の好きな仕事をしたっていう感じです。約4時間という時間も、私にとってはそれほど長くはない時間でした。
日本にいるみんなに、パナマの人たちがどんな気持ちで11月の独立を祝うパレードをしているのか、この写真で伝えられればうれしいです。
そういえば、日本の独立記念日って何月だっけ?

2008年11月4日火曜日

ダビのパレード2008.11.3

小旅行最終日の今日のメインは、この町(ダビ)でのパ
レードです。パナマ独立の月である11月は、あちこちの県で、その独立を祝うパレードが行われます。朝の9時から始まったパレードは、お昼過ぎまで続きました。グループごとにパレードの仕方が違い、見ていた多くの人たちの目を楽しませてくれました。
最高の夏日よりの中を歩く姿は、ファインダー越しに見ても、勇ましく、そしてパナマ人としての誇りを感じました。
このダビで働く同期の佐藤さんの紹介で、サトウキビジュースを飲みました。インドで飲んで以来です。1杯25円。昨日のコーヒーが西の横綱だとすれば、このジュースは、東の横綱でしょう。それくらいおいしかったのです。
その後も、かき氷、串焼きと食べ歩きながら、パレードの写真を撮り歩きました。パレードを見る人の表情や、物を売る人の様子が、とても新鮮に感じられました。
3日間の最後の今日も、いい写真を撮ることが出来ました。

家に帰ると、たくさんの友人や教え子たちからメールが届いていました。
返事を書きながら、どの写真を一緒に送ろうか、うれしい悩みをしている私がそこにいました。

ボケテのコーヒー2008.11.2

パナマ屈指の観光名所であり、避暑地でもある「ボケテ」
という町に行ってきました。標高1300mにあるこも町の中心街は、観光客向けに整備されているとてもきれいな町という感じがします。レストランやみやげもの屋も多く、お金を持っていれば、いくらでも使ってしまいそうで怖いくらいです。
今日のメインは、コーヒーツアー。1人35ドル(3500円)です。四駆の車で、ガイド付きで3時間コーヒー農園やコーヒーショップをまわってくれました。
生まれて初めて、コーヒーの木(実)を見ました。コーヒーの実をそのまま食べると、甘いってことも意外でした。さらに、コーヒーが山の斜面に作るって言うことや、インディヘナ(原住民)たちの安い労働力に支えられて、私たちがおいしいコーヒーを安く飲むことが出来るって言うこと、コーヒーを作ることが大変で、ときに、命がけで
あるって言うことが分かり、勉強になりました。
今までは、作る側のことを考えたことがなく、これはおいしいとかおいしくないとか、評論家のようなことを言ってしまったことがあります。でも、コーヒーを作るっていうことの大変さの一部を知ることが出来たことで、感謝しながら飲めるようにまりました。
今日も、2杯コーヒーをいただきました。
明日の朝は、買ってきたイタリアンコーヒーを飲めるのが楽しみです。

フロンテーラ2008.11.1

今日は、パナマに来て初めての国内旅行の第1日目
コスタリカとの国境(フロンテーラ)が今日の目的地です。大学4年の時、インドからネパールに抜ける陸路で、国境を越えるとき、手続きで約1時間かかった経験があり、どんな感じだろうとワクワク・・・。
「ここはコスタリカだよ。」という佐藤さんの一言。
なに?パスポートの提示はおろか、検問の人もいない。でも、パナマからコスタリカに入ることができました。何という国境でしょう。これでは、危ない物も簡単に入ってしまうのではと考えてしまいます。
とにかく、コスタリカで2時間過ごしたことには変わりはありません。その証拠に、お金はコスタリカ通貨。車のナンバーもコスタリカ。ビールコスタリカのビールです。
道を挟んで、右がコスタリカ、左がパナマなんです。私は、道路を意味もなく、ふらふらとしながら、コスタリカとパナマを行ったり来たりしてみました。今度コスタリカに来るときは、コスタリカの国立公園で野生動物の観察をしてみたいと思っています。

2008年11月1日土曜日

バス停と表札2008.1031

Me voy(行ってきます)
いつも通り家を後にし、通りに出ました。いつもよりも明るい感じ。なぜ?と思って空を見上げると、いつもよりも澄み切った空色が広がっていました。
今日は、写真を撮るぞ!と心に決め、いつもの通学路を通りながらファインダー越しに珍しい物だけでなく、見慣れた風景を撮りながら歩きました。
学校の近くのバス停には、いつも数人の学生が。女の子たちは、本校の生徒で、これから小学校に教育実習に行くところです。実習も半ばを過ぎたところです。雰囲気的にもちょっと慣れた感じがしませんか。
このバス停近くの表札。通りを表す表札です。
日本では細かい地区と番地で場所を表しますが、パナマでは、どの通りとどの通りの間かで、家の場所も表します。
ピザの配達は大変です。家の近くだと思われるところに行くと、クラクションをならします。すると、家の中からこっちだよと呼ばれ、その家だと分かります。
だから、家の住所も適当なんです。どの通りの何番目の家で、大学の近くとかと書くんです。そういうわけで、郵便物は家まで届けず(届かず)、郵便局まで取りに行くんでしょうね。
今日は、日本に修理に出していたビデオカメラが直ったので、首都まで取りに行きました。ガテマラから送ってもらった教科書等も一緒に持って帰ってきました。
明日から、3日間、チリキ県に観光?に行ってきます。
コスタリカとの国境を見るのも楽しみです。