2008年11月22日土曜日

昨日、仕事が終わって、算数部屋から学校の出口まで歩く間(約250m)に、いろいろな生徒と話をしました。まずは、この写真のカップル?(本人たちはただの友達だと言っていましたが)。彼女は、その前日、私にいろいろな日本語を質問してきた子です。例えば、「静かにしなさい」、「座りなさい」などです。ちなみにスペイン語では、「シレンシオ」、「シエンテセ」といいます。どうしてこういうことを聞いてきたのかというと、彼女たちスペリオール(教員養成コース)の生徒は、いろいろな小学校に教育実習に行っているのです。彼女も、彼女が実習している小学校で、毎日、こんな言葉を繰り返し言っているのでしょう。
教育実習は12月の18日で終わるそうです。その5日後の23日に卒業式があります。卒業すると、3月には、どこかの小学校の先生として働くのです。日本だと早くて22歳からですが、こちらでは、20歳からです。先生になるための試験もないので、この学校を卒業すれば、ほとんどの生徒が先生になることができるようです。算数だけ見ると、ちょっと心配な生徒もいますね。
出口のそばの小さな机では、一人の女子生徒が宿題をしていました。地理の宿題で、ベラグアス県の町や村の名前を地図上に書いていました。こんなにたくさんの町があるなんて初めて知りました。これだけ書くのは、大変だったことでしょう。
今は、12月のテスト前の時期です。この時期になると、生徒たちは、学校のあちこちで、宿題やテスト勉強をします。算数部屋にも質問に来る生徒が増えます。日本でも同じでしょうか。何か、暗記するための勉強のような気がします。彼女たちが将来のパナマの子どもたちに何を教えていくのか、私が彼女たちに何をアドバイス出来るのか・・・。

0 件のコメント: