2010年1月9日土曜日

サンロレンソへ2010.1.8

朝7時15分発の列車に乗ってカリブ海側のコロンに向かいました。
パナマでたった一つの列車がこの列車です。
以前は、パナマ運河を掘ったときに出た土砂を運ぶのに使っていたようです。
このとき掘り出された土砂を、この列車に乗せたとすると、その長さは地球を4周するそうです。

列車の中は木で作られていて、とてもいい雰囲気です。
コーヒーとお菓子がついて、片道22ドル(2000円)です。
パナマからコロンまでは、約80kmで、1時間ほどかかります。
パナマ運河を見ながら、ゆったりとした時が流れてゆきました。

コロン駅に着いて、タクシーの交渉。
こちらは4人。午後2時までで65ドル(6000円)で交渉成立。
まずは、パナマ運河の3つの水門のうち、一番カリブ海側にある「ガツン水門」へ。
ちょうど、大型船二隻が通過するところでした。
写真にあるように、その右側と左側では、こんなに水位が違います。
海から26m高い位置にあるガツン湖を通るためには、これくらい上げないといけないのです。

そして、30分ほど走ったところにある「サンロレンソ」へ。
ここは、今から500年近く前、カリブ海側からパナマに攻めてくる海賊から守るために作られた城壁です。
全部で200回くらい攻められたそうです。
そのため、城跡や大砲の跡は、一部だけ残っている状態です。
この城が建つ岬の先に立つと、必死にパナマを守ろうとした人々の気持ちが少し分かるような気がしました。

頼んだタクシーの運転手が、急に12時で帰ってしまうというおまけがつきましたが、貴重な1日を過ごすことができました。






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