2009年4月18日土曜日

新入生2009.4.17

入学してようやく1週間がたちます。
ノルマルに入ってきた高校1年生たちは、まだ初々しく授業もきちんと受けています。(先生がいないと廊下をうろうろするせいとがいますが)
今週初めての授業参観をしました。参観したのは、この新入生の数学の授業。しかも先生は、近くの学校から異動してきた新しい先生です。名前は、「フェデリコ」。
今日は、絶対値と数の大小比べでした。
絶対値とは、|5|=5、|-3|=3というように、数直線で表すと分かりますが、0からの距離のようなものです。
授業は、ゆっくりと生徒たちに教科書を読ませながら、教師が説明していく形で進んでいきました。数直線もフリーハンドで書きながら・・・。
後半は、数を大きさ順に並べていく問題です。
その練習問題に入ってからです。日本ではあり得ない光景が。先生が生徒の解くのを見て回らないのです。いや、座ってしまったのです。しかも、電話を始めたのです。
私が20人の生徒たちを見て回りました。ほとんどの生徒は練習問題ができていましたが、3人だけ分かっていませんでした。分からなかった問題は、-3と-6のどちらが大きいかと、0と-7のどちらが大きいかの問題でした。
去年も感じたことですが、生徒に練習問題をさせはじめると先生は動かなくなってしまうのです。去年は、お菓子を食べ始める先生がいたのに驚きました。やりたい放題なのは生徒も一緒です。これでは、授業中に生徒が教室を出て行っても怒れませんよね。
先生は授業をするのが仕事です。でも、授業だけではいけません。生き方や態度をみせなければよい先生は育ちません。「教育」とは「教えて育てる」と書くのです。こっちでは、教育は2つの呼び方があるようです。1つは「エンセニャーサ」(教育方法)、そしてもう1つが「エドゥカシオン」(しつけ)です。
私から言わせれば、パナマはの学校はエンセニャーサばかりを考えていると思います。もっと、エドゥカシオンをしなければ、学校ではなく学習塾になってしまいます。私のセミナーでは、このエドゥカシオンも大切に扱っていこうと思っています。

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Unknown さんのコメント...

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ニホンノ センセイモ タイド ヤ イキカタ ヲ ミセテクダサイ!