2009年8月6日木曜日

何のために来たの?2009.8.4

授業が終わってから算数部屋に質問に来た高校1年生の女の子。
初めてここに質問に来てくれた子です。
彼女が悩んでいたのは、単位の換算です。
1cmは何mm?っていうところです。
日本では、長さはcm、m、kmぐらいですが、パナマでは、dm(10m)、hm(100m)という単位まであります。
ですからより複雑になります。
彼女は、1kmが何mか分からない様子でした。
1m=10dcm=100cm=1000mm
1km=10hm=100dm=1000m
この基本を30分教えてから、問題に入りました。
問題も、少数なので彼女にとっては難しいのです。
1時間半ぐらい勉強してから彼女は、午後の英語の勉強に行きました。
分からないときは、分からないと言えるとっても素直な生徒でした。


午後2時からは、先日突然ミニセミナーを頼まれた、ソナという町のミゲル小学校の1年生の先生方との話し合いをしました。
校長先生のやる気とは裏腹に、集まった彼女たちは学ぼうという気が少し欠けていました。
今までは、算数セミナーの参加者との話し合いだったので、こういう状況は初めてでした。
まずは10のまとまりの説明。
10個のビー玉の入った箱のゲームから、
次に答えが10になる足し算と引き算に入り、
繰り上がりのある足し算、繰り下がりのある引き算に入りました。
1時間ぐらいたったここで、席を立つ先生が出始めました。
それからサクランボ算の説明。
最後の10のカードを使ったゲームの説明は、先生方がもういいということでできませんでした。
私が彼女たちのために作った教材と説明の流れは、生かし切れませんでした。

最後に、「もしもっと学ぶ気があるのなら、教材作りを一緒にしましょう。ただし、3時間ぐらいはかかりますから、そのつもりで来てください。」と伝えました。
この後、彼女たちがまた来てくれるか楽しみです。










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