2009年8月6日木曜日

カニャーサス・アバホ小学校2009.8.5

朝、7時半。
ノルマルを出発しようとするときに、1本の電話がありました。
「ケイ、待っているんだけど、いつ着くの?」と。
今日はカニャーサス・アバホ小学校に行きました。
ここから車で30分ちょっとのところにある学年1クラスの小さな学校です。
学校の壁全面には、このような絵が描かれていました。

1年生担当のフランシスカ先生と、2年生担当のマリア先生が、私たちを出迎えてくれました。


最初に1年生のクラスの授業を見ました。
今日は、3つの数字の足し算の学習です。
ガテマラの教科書を使った授業でした。
フランシスカ先生は、私たちのセミナーに参加してくれた先生の中で、もっともまじめに参加したことで表彰した先生です。
彼女の良さが授業にも出ていました。
後半は、プリントを使った練習問題。
理解に時間のかかる子どもたちのところへ行き、個別指導の時間を十分にとっていました。
いつも、ノルマル校の近くのコピー屋で彼女を見かけるのは、こういう練習問題を子どもにさせているからだということが分かりました。

次に、2年生のクラスを見せてもらいました。
内容は、「かけ算」です。
マリア先生も、ガテマラの教科書をベースにした授業でした。
足し算の立式を始めにし、それからかけ算の立式にもっていきます。
教室内の至る所に、私たちがセミナーで扱ったものが貼られていました。
子どもたちの多くが、かけ算の意味を理解していました。
彼女には、間違った子どの答えから、その間違いを生かす授業の組み立て方を提案していきたいと思います。

彼女の教室にはめずらしいものがありました。
それは、「時計」です。
日本ではめずらしくないのですが、このパナマでは、教室に時計をおいてあるクラスを初めてみました。
私がセミナーで提案した一つです。
時間を守らせるというしつけをするためには、教室に時計がなければならないと。
この時計は、セミナーの前からあったのかもしれません。
でも、教室に時計を置くということは、時間を守らせようとしているのでしょう。
そういう姿勢がとてもうれしく感じました。

6年生の担当の先生も算数の指導法を教えてほしいと、私たちのところにやってきました。
私たちにできることを、できる範囲でするということで、8月22日(土)に、算数部屋に一緒に来てもらうことにしました。

パナマの6年生が学んでいる内容の一部は、日本の中学生が学ぶ内容です。
だから、それを教える先生も大変なんです。

ちなみに彼女が今日教えていたところは、ルートの計算です。

帰ってから、さっそく教材作りを始めました。



















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