2009年10月22日木曜日

パソコンで割り算の学習2009.10.19

今日は、3学期の期末テスト期間2日目です。
朝から、算数部屋には自習をする生徒がやってきました。
部屋に入ってきたら、
①勉強で使うことの承諾を私に得る。
②大声で話しながらの学習はしない。
③付き添いの生徒(勉強が目的ではない子)は来ない。
④帰るときには、使った椅子を元に戻して帰る。
こんなことが最近できてきたことに喜びを感じています。
でも、パナマの習慣で、多くの生徒や先生は、使った椅子を元に戻すことがなかなかできません。

まだミニセミナーをしていないラス・バレーラス小学校に言ってきました。
今日は、先生方からの要望を聞きくためです。
この学校の4人の先生方と校長先生と私で、約1時間、校長室で話し合いをしました。
ここの校長先生は、私のセミナーの受講生です。
話は前向きにどんどん進んでいきました。
3年担当のジョセフィーナ先生と、4年担当のデリア先生、6年担当のラウル先生の3人は、「長さ」の単元の教え方を学びたいと考えています。
2年担当のグラディス先生は、かけ算の教え方を学びたいようです。

帰るにはまだ早かったので、教育実習をしている高校3年生の様子を見ました。
算数はしていませんでしたが、庭のゴミ拾いを子どもと一緒にしている生徒がいました。
聞くと、毎日グループを決めて交代でゴミ拾いをしているのだそうです。
これはパナマの学校にとって、とても大事な活動です。
いまだにノルマル校では、将来教員になりたいという生徒たちが集まっているのに、毎日たくさんのゴミが散乱しています。食べたら片付けない生徒が多いのが原因です。これをなくすための活動として、この小学校の活動はとてもすばらしい活動だと思います。

また、コンピュータ室では小学2年生がパソコンを使って割り算の学習をしていました。
ここパナマでは、小学2年生の後半から割り算の学習をするのです。
これがパナマの算数カリキュラムの大きな問題でもあります。かけ算は、小学1年生の後半から入ります。足し算や引き算が理解しきれていないうちにかけ算を、そのかけ算が理解し切れていないうちに割り算が始まりますから大変です。
だから、高校生でもかけ算や割り算がしっかりできない子が多いんです。

パソコンの最後の時間は、ゲームをしてよい時間になっていました。
今日一番の笑顔で、みんなパソコンに向かっていました。



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