2010年2月2日火曜日

7時30分開始2010.2.1

今日からパナマ全土の先生たちが、決められた学校に行ってセミナーを受け始めます。
セミナーとは、先生の勉強会です。
ノルマル校でも、10クラス分、約200人の小学校の先生たちが算数セミナーを受けることになっています。
開始時間は午前7時30分。
私はその授業に参加しようと・・・。
8時になりました。まだ始まりません。

そこに算数科主任のホセ先生が通りかかり、同じように今日から始まる新入生のガイダンスを、見に行こうとさそわれ、体育館へ。
そして私も挨拶しろと校長に言われ、そこでこの子たちの算数の授業を手伝ってくれるかと急に言われ、算数セミナーに参加するからと断り、朝からどたばたしたリズムに巻き込まれていきそうになりました。
そんな朝、急に言われて授業がきちんとできるわけがありません。適当なら何とか。でも日本の算数をベースにした授業をしたかったので、今日は断ってしまいました。明日以降、ホセ先生が担当する2つのクラスをちょっと手伝おうと思っています。

さて算数セミナーですが、9時になりました。まだ始まりません。
9時半頃になり始めるクラスが出てきました。
なんと2時間遅れでの開始です。
ありえない!
その時間講師(教える先生)たちは、おしゃべり。
教材を分けたり、教室に行って受講者の先生と話すわけでもなく、時間だけが過ぎていきます。
私が行ったセミナーを受けた先生がいたので、聞いてみると、「いつもこうだから。」との答え。

私は、前にちょっと知り合いになったエドガルド先生のクラスにおじゃまさせてもらいました。
彼は若い中学校で働く、やる気満々の先生です。
最初にプレテスト(事前テスト)。
そしてセミナー開始。
今日は、「素数」、「最小公倍数」、「最大公約数」がテーマです。
どうやったら、子どもたちが理解できるか、それをどう教えるかを一生懸命説明するエドガルド先生。
受講者の先生たちにはちょっと難しい単元かもしれません。
なぜならば、最初に行ったプレテストを見て回ったのですが、基本的なところが理解できず、隣の先生の答えをただ写す先生がたくさんいる状態だからです。テストをカンニングしたら、テストの意味がないと思うのですが。これは、先生の能力を知り、セミナーの進め方に生かしていかなければならないものですからね。

セミナーの途中、教室にいきなり入ってきて、手作りのノートカバーを売りに来たお母さんがいました。
その息子の彼が、私の机の上に置いてあった電子辞書をのぞき込んできました。
彼は小学1年生。お母さんと一緒に本のカバーを売り歩いているのでしょうか。
パナマのセミナーの間には、こんな何かを売りに来る人がたくさんいるのです。

さて、明日のセミナーは何時に始まるのでしょうか。









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