2010年2月11日木曜日

新入生に分数を2010.2.9

午前8時。
1時間目の算数の始まりの時間です。
が、カルメン先生が来ません。
でも、遅れることは予想されたこと。
先週、新入生の授業で分数を教えたいというカルメン先生に、割り算を導入とした分数の授業の展開方法のモデルを算数部屋で教えました。
今日は、彼女の頼みで8時からの授業を手伝うことになっていました。
頼んでおきながら、遅れるなんて・・・、という思いをいだかずに時間になったので授業を始めました。

初めは、起立礼、そして座り方、話の聞き方、発表の仕方と日本式のしつけを話しました。
「4つのビスケットを2人の姉妹で分けると1人いくつもらえる?」
『2つです。』
これを式で表すと、4÷2=2となります。
「2つのビスケットを2人の姉妹で分けると1人いくつもらえる?」
『1つです。』
これは、2÷2=1となりますね。
「1つのビスケットを2人の姉妹で分けると、1人どれくらいの大きさになりますか?」
『半分です。』
これを数字で書いてみましょう。
そうですね。1/2という大きさで表すことができますね。
式は、1÷2=1/2となりますね。
上の1は「1つのビスケット」のこと。
真ん中の線は、「分ける」という意味。
下の2は「2人の姉妹」のことになります。
ここから、同分母の足し算、異分母の足し算に進んでいきました。
カルメン先生はというと、ちょうど30分たったころに来ました。「私あっちで仕事してていいかな?」と言うので、「この授業は生徒のためとカルメン先生に見せるためにしているのですよ。」と伝えました。
授業は約1時間。
最初は1/2+1/2=2/4と答えていた生徒も、最後は1/2+1/4=3/4になる仕組みを少し理解できたのではないかと思います。

違うクラスでも分数の学習だったようです。
お昼過ぎ、エドウィンくんが算数部屋にやってきて、「分数の宿題を出されたんだけど、全然わかんないんだ。教えてほしいんだけど。」と。
聞くと小学校の頃から、いろいろな先生がいろいろな教え方をしてくれたおかげで、よけい分からなくなってしまったようです。
「でも、将来小学校の先生になったら、分数を教えなければならないからね。」という私の言葉ではっぱをかけ、1時間ちょっと分数の意味から学習しました。
帰りには、寂しい顔が少し明るくなって帰ってくれたような気がします。

彼を入れかわりにイングリスちゃんが妹を連れて今日も勉強にやってきました。









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