2010年2月3日水曜日

テーマは分数2010.2.2

エドガー先生の算数セミナーに今日も参加してみました。
昨日許可してもらった、ホンジュラスの算数指導法のDVDは、準備に手間取ってしまいあえなく見せられずに終了。

今日は2日目。
始まりも7時50分。
遅れること20分です。昨日は2時間遅れだったので、すばらしい早さです。
今日のテーマは、「分数」です。
黒板に図を描き、ゆっくりとしたペースで始まりました。
今日は最初から先生の質問がたくさん出ました。
それだけ分数が苦手だという証拠なのです。
セミナーの途中にやっと教育省からセミナーの教科書が届きました。(いつも届くのが遅いようです)
それからです。
急に授業が早くなり出したのは。
真分数、仮分数、帯分数と進み、それから1/5+2/5、1/2+1/3、1/2+1/3+1/4と。
さらに説明が加速し、考える時間が足りなく、答えを写すだけの先生が出てきました。
それをお構いなしに授業は、エドガー先生と先生の質問に答えられるだけの先生のペースで進んでいきました。
となりの女の先生に、1/2+1/2を聞いてみました。
彼女は、2/4と答えました。
分母と分母、分子と分子を足してしまう典型的な間違え方です。
でも1/4+1/2=3/4はできます。
つまり、図で量としてのイメージができずに、計算方法のみを覚えると、覚えている方法はできて、忘れてしまった方はできないということなのでしょう。
彼女は、1/2=2/4のイメージもできていませんでした。
子どもも同じです。
分数は多くの先生が教えるのが苦手です。生徒は、もっと苦手になります。この実態を把握していれば、セミナーの教材をもっと基本的なものにしなければなりません。
それにこんなペースで教えたら分からない先生が、分数嫌いになるのは確実です。しかも宿題が難しい!

隣で県内の校長先生が教育省の人と会議をしていました。
私が行ったときには、今年度から子どもたち全員リュックで登校にするかどうかの話し合いでした。

明日はホンジュラスのDVDを流すのは遠慮してくれと言われました。
教える内容が多いので、時間を失いたくないのは当然です。
でも、見た先生はきっと算数の教え方のイメージはできるはずです。







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