2009年1月10日土曜日

ブエノス・アイレスで堆肥作り2009.1.7

サンチアゴから2つのバスに乗り、3時間ほどでこの「ブエノス・アイレス」(おいしい空気という意味)という町に着きました。
ここで農家の支援をする淳さんの仕事を手伝ってきました。
今日はある農家での堆肥作りでした。約5時間手作業で葉を切り、それを鶏ふんなどとまぜて重ねていくという作業です。マチェテ(長い包丁のような物)を持つ右手の握力がなくなっていくのを感じながら、ここのお父さんや息子さんたちと一緒に作業をしました。みんなとてもまじめでもくもくと仕事をしていました。日本で手伝いをしていたときの私とは比べものにならないくらいに、みんな働き者で、父や母の働く姿をそこに重ねてしましました。
突然の夕立の後、歩いて40分ほどで、この町の中心に着きました。今日はここにある病院の先生や看護師さんが寝泊まりする家におじゃましました。電気がないので、夜はろうそくの明かりで、お好み焼きを作り(大失敗)みんなにふるまいました。おいしいとは言ってもらえませんでしたが、食べてくれました。
一夜が明け、日の出とともに目をさましました。朝食後、悠然と馬に乗っていた少年を発見。
このあと、すごいスピードで走り去っていきました。こんな小さな少年の時から馬に乗っているなんて驚きですね。
ちょっと時間があったので、一人で近くの小高い山まで歩いてみました。靴を脱いでズボンをまくって川を渡ろうとしましたが、思ったより深くて、股の下まで濡れてしまいました。濡れた足を気にしながら20分ほど登ると、見晴らしの良い丘に出ました。私が泊まった家がよく見える場所です。来たときとはちがう帰り道、この小さいお店を発見。そこに店番をしていたこの子としゃべっていると、売る品物を抱えて戻ってきた娘さんとグリーンのシャツの男の子。こんな店にも夜、泥棒が入って売り物を盗むのだそうです。どこの国にもバカ者はいるんですね。
10時から近くに住む農民15人に作物の作り方セミナーをしていた淳さんのところにおじゃましました。4つのグループに分かれて、模造紙に課題についての答えを相談しながら書いていました。
例えば、「トマトの栽培には、太陽の光が強い方がいいか、弱い方がいいか?」という質問に答えていくんです。このセミナーは、2日間に渡って行うのだそうです。
1時に出発するチバに乗り、この町を後にしました。本当に、まじめに働く人が多い町でした。

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