2009年2月11日水曜日

ふと気づいたこと2009.2.10

今、パナマの子供たちは夏休み中です。
日本の夏休には、みなさんはどんなことをしているでしょうか。
もちろん、遊んだり、宿題をするって答える人が多いでしょうね。
中学生や高校生の多くは、部活動に燃えるときではないでしょうか。
では、パナマはどうでしょうか。多くの中学生や高校生は部活動をしていません。
なので、学校がとても静かです。
日本の場合、部活動の練習や練習試合のかけ声や声援が、元気に聞こえてきます。
パナマでは、どこからともなくパナマ音楽が聞こえてきます。
地域にあるバスケットコートやサッカーコートには、夕方4時過ぎから若者たちが遊びにやってきます。
サッカーが一番さかんで、部活動をしていないわりには、みんなとても上手です。
宿題もほとんどないので、3か月以上ある夏休みは、何もすることがない夏休みなんです。
家の手伝いをする子どもも、いなかの方には見かけますが、町の子どもは、自分の茶碗すら洗いません。
自分の部屋の片付けもお母さんにしてもらう子が多いようです。
そのかわり、お母さんの仕事はとても多いです。
宿題まで、お母さんにしてもらう子が多いんです。みなさんも、そういう経験があるでしょうか。
お金のある家では、お手伝いさんをやとっています。お母さんの変わりに、掃除、洗濯、料理をしてもらう人を頼んでやってもらっているのです。
部屋をちらかしても、このお手伝いさんに掃除してもらえます。
ゴミをそこら中に投げ捨てても、このお手伝いさんに拾ってもらえるんです。
これが、パナマをゴミだらけにしている一つの原因ではないかと、私は思います。
世界中には、部活動がない国の方が多いと思います。
日本の学校が、このパナマのようになったとしたらと考えると、ちょっとおそろしいです。
みんなに平等に部活動をする権利があり、平等に勉強をする権利があるっていうことは、すばらしいことです。
私は、こんな日本のすばらしさを、この国の子どもや先生に伝えに来ました。
が、伝えられていません。算数だけでなく、こういうことを伝えなければならないと思っています。

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