2009年6月3日水曜日

足し算からかけ算へ2009.6.2

「一つのカゴの中にリンゴが5こずつ入っています。カゴは3つです。リンゴは全部で何こでしょう?。」
今週土曜日のセミナーから、「かけ算」に入ります。
私が授業をする1時間目は、かけ算の最初の時間です。
足し算と引き算しか知らない子どもたちに、かけ算というものをどう伝えていくか、その子どもたちを教える先生方にどう教えるかを考えました。
かけ算九九を調べてみると、今から4000年も前に九九表ができたということにびっくり。日本には1300年前頃に伝わってきたようです。
そして「九九」と呼ぶのは、最初の頃、「9×9,9×8、・・・」というように、大きい数から順番に歌う(九九の数え歌のこと)ようになっていかからのようです。これが、「1×1」から小さい順に言うようになったのは、400年前の江戸時代の始めからだそうです。


かけ算の意味を知れば、九九の歌も覚えようとする子どもが増えると思います。
そのためにも、日本式のかけ算の考え方を先生方に紹介したいと思っています。
「1つのカゴに5こ」×「カゴは3つ」=「合計は15こ」
スペイン語にすると、
「Cantidad en la canasta」×「3canastas」=「En total 15」
ポイントは、「1あたり量」(cantidad para uno)に最初に注目してもらえるかと言うことです。
こちらでは、この場合「5×3」でなく、「3×5」と計算します。
今度のセミナーは、一番の山だと思っています。
自分に出来ることを精一杯に!





0 件のコメント: