今日は、Yさんの働く保健省の方々とサンタフェという町のさらに山奥の村に行きました。
中米では、チンチェという血を吸う虫が悪さをして、人間に病気をはやらせてしまっています。
この病気を「シャーガス病」と呼びます。
Yさんは、この病気にかかる危険が高い村に行って、この病気の説明や予防方法を伝え、チンチェも捕まえる活動をしています。
そんな活動を見てきました。
今日は、バスの通りから20km(1時間)ほど車で山奥に言ったところにある小学校に、この病気の説明と予防方法を、子どもや村の大人たちに話をしました。
この学校は、1年生から6年生までが2つの教室に分かれて授業をする、複式学級の形をとる学校でした。
というわけで、先生も2人。
そのうち1人が校長先生を兼ねています。
最初に、保健所の方が病気について説明をしていきます。
その後、Yさんが子どもにチンチェの捕まえ方を実際に教えていきます。
直接手で触れないようにして、ビニール袋を使って・・・。
チンチェは、脱皮しながら大きくなっていく虫です。
最も大きいもので3cm以上もあります。
本物のチンチェを見せてもらいました。
これが夜、寝ている人間の血を吸うのです。
この大きいチンチェで5ccくらいの血を吸うのだそうです。
学校のすぐそばにあった家におじゃまし、どこにこの虫が潜んでいるのか教えてもらいました。
村人の家は、土壁です。その土壁の割れ目の中、おいてある木の下、屋根のすき間、そして庭の木の中にいるのだそうです。
多い家は、100匹以上いるというのもわかるような気がしました。
私の足では町から歩くには遠すぎるこの村に来れたこと、この村の子供たちが真剣に説明を聞く様子を見れたことが、大きな喜びです。
こんな村で働く先生の役に立つことはできないかと、私の活動を振り返ることもできた1日でした。
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