パナマでもっとも有名な新聞「ラ・プレンサ」を、学校の前で売っていたお兄さんから35円で買いました。
もちろん、一面には新大統領就任の記事が大きくのっていました。
朝の1時間目、高校1年生のあるクラスの授業を見ていると、急に校内放送がありました。
その放送を聞くやいなや、生徒たちの歓喜の声が。
今日と明日は、学校の先生たちのストライキ(働かないこと)で、授業が早く終わるという内容のものでした。
午後の12時半が終わりのはずなのに、午後の11時には誰もいなくなっていました。
パナマは、こんなことがよくあるようです。
午前中、用があって県の教育省に行ってきました。
教育省内も、新しい教育長を迎えるということで、何かあわただしい感じでした。
私たちはいつものように帰り道、いつものパン屋でアイスクリームを買って食べました。
いつもアイスクリームをよそってくれるお姉さんと、ちょっとお話しを。
私たち以外のお客さんがいなかったため、いろいろと話をすることが出来ました。
すると彼女が、分厚い本を開き、勉強を始めました。
見ると、数学の問題が。
この13番の問題だけど、どうやって解くのか教えてくれる? と。
13番の問題というのは、こんな問題でした。
Q;AさんはBさんの半分の年齢です。CさんはAさんの3倍
の年齢です。Dさんは、Cさんの2倍の年齢です。4人の年齢の合計は132歳です。
Aさんの年齢は、いくつですか?
解き方はこうです。
Aさんの年齢をXとすると、
AさんはX歳。
Bさんは2X歳。
Cさんは3X歳。
Dさんは3X×2=6X歳です。
だから、
X+2X+3X+6X=132
12X=132
X= 11
答え;Aさんは11歳
彼女には子どもが1人いるそうです。
それでも大学で勉強して、将来は医者の助手の仕事をしたいという夢を持っています。
その夢を叶えるために、昼間はパン屋で働き、夜に大学で勉強しているのです。
そんな彼女の夢と努力を聞いて、仕事をするエネルギーをもらった感じがしました。
というわけで、午後の第一の仕事は得意の掃除から始めました。
きれいにするって気持ちいいですからね。
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