2008年12月8日月曜日

卒業写真2008.12.3

今日のセミナーは、10年生(高校1年生)の先生向けで、分数の学習です。
写真の右側に青色でくくってあるのが課題です。
課題は、「どうして6÷3/4は6×4/3になるのか?」です。
日本の皆さんは、小学校3年生から分数を学んでいます。パナマも一緒です。
日本がこの国と大きく違うのは、分数の意味を時間をかけて学べるというところです。
パナマでは、分数の意味を理解するのに時間をかけずに、すぐに練習問題に入ります。なので、計算はできても、その意味が分からないのです。とくに、分数はわかりずらいところです。だから、時間をかけて勉強しなければならないのです。
わり算には、「等分除」(例;ビスケットが6枚ありました。3人で同じ数ずつ分けました。1人分は何枚でしょう?)と、「包含除」(例;ビスケットが6枚ありました。1人に2枚ずつ分けると何人に分けられるでしょう?)という2つのタイプがあります。
等分除だけでは、この整数÷分数が整数×分数を理解させにくいんです。
もちろん日本でも難しいところです。
問題の難しさ以上に、説明の難しさを感じた2時間でした。
残念だったことは、学年の4人のうち、2人しか参加してもらえなかったことです。
参加したいと思えるようなセミナーを考えていくことが、今の私の使命でしょう。
4日たった今は、こう考えられるくらい落ち着いた気持ちになっています。
帰りがけ、玄関前ではスペリオール(教員養成課程)の「卒業写真撮影」が行われていました。
これを撮っている写真屋さんより、私のカメラの方が上だぞ!と心の中でささやかに喜びながら、何枚か撮影してみました。
今月23日の卒業式には、みんな、もっと晴れ晴れした顔になっていることでしょう。
私も望遠をもって写真を撮って、みんなにその様子を伝えてたいと思います。

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